2011年12月18日日曜日
良い教師とは何か
こんにちは
2学期も終わりに近づき、はっちゃんの学校でもとんたんの幼稚園でも個人面談が行われました。
二人とも先生に大変褒めていただきました。
嬉しい、嬉しい。
もちろん我が子たちが一生懸命がんばったというのもあるでしょうが、先生がスバラシイですね。
ダメな先生ほど、子どもの欠点ばかり言うんですから。
つまり、いい先生だからこそ子どもの良い面をよく見てくれているってわけです。
なぜ良い先生は子どもの良い面を見てくれるのでしょうか。
それは、子どもがいい行いをするよう、導いてくれるからに違いありません。
良い先生に教えてもらえば、子どもはできるようになり、できるようになれば心も安定します。
心が安定すれば、良い行いしかしなくなるんですよ。
そうすれば先生は良い面しか見ることができなくなるんです。
だって、悪いコトしないんだからね。
これは逆も真です。
ダメな先生はなぜ子どもの欠点ばかり言うのでしょうか。
それはホントに子どもがダメなことばかりするからなんです。
なぜ子どもがダメなことばかりするのか。
心が不安定だからです。自信がないからです。
心が不安定だから、何をやっても上手くできるようにならない。
その原因はやっぱり先生にあったりするんです。
この先生も、子どもの欠点を直したいと思って指摘しているんだ、と言うのかもしれません。
でも、欠点ばかり言われてそれを直そうという子どもはいないんですよ。
褒められて、褒められて、でも自分の欠点を自分で見つける。
そういう子じゃないと、欠点は直せないんです。
社会人も同じですね。
ぼくも管理職になって周りの同僚を観察して分かりました。
いつも部下を怒っている、しかも人前で、上司はダメ上司です。
ダメ上司の部署は、離職率も高いです。
この上司に従っていても、スキルが上がるとは思えないからです。
スキルも上がらず、当然職位も賃金も上がらず、おまけに四六時中怒鳴られて気分が悪ければ、転職したくなるのは当然でしょう。
なぜダメ上司は人前で怒るのか。
実は部下が成果を上げられない責任は、上司である自分にあることは、無意識かもしれませんが分かっているんですね。
周りの人に、おまえがだめなんじゃん、と言われるのを恐れている。
なので、責任は自分ではなく部下にあるのだ、とアピールしたくなっちゃうんですよ。
そしてホントは自分は能力があるんだけど、部下がだめだからこんな失敗をしたんだと、周りの人に示したくなっちゃうんですね、脅迫神経的に。
だって、怒鳴りつければどうしたって、怒鳴る方が地位が上で、怒鳴られる方が下だってことになりますから。錯覚ですけど。
すごくいやらしい上司もいて、自分の方が格上だと示したいがために、わざと部下の不得意な仕事をやらせるんです。
不得手ですから、やっぱり時間もかかったり、失敗もします。
それで勝ち誇ったように怒鳴りつけるわけです。
すごくかっこ悪い。
でも周りの大方の人には分かっているんです。
怒鳴っているおまえが悪いんだよ、ってね。
良い上司は、あまり部下を怒りません。少なくとも人前で怒鳴りつけるようなことはしません。
なぜならこの上司の部下たちは、怒鳴られるようなことをしないからです。
きちんと成果を上げているから、怒る必要なんかない。
なぜなら、その部下にあった仕事を割り振るからです。
それぞれの部下の得意なことしか割り当てない。
得意な仕事なら、短時間にこなせますし、間違いなくいい成果を出すことができます。
もちろん、時には成長を促すために難しい仕事を割り振ります。
でもその目的は、部下に失敗させるためじゃありません。
苫米地英人『「天才脳」子育て術』ミリオン出版¥1219-にこうありました。
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多くの犯罪者に共通するのが「自己評価の低さ」だからです。
そしてその自己評価の低さは、おおかたの場合、子どもの時に親やまわりの大人に植えつけられてしまい、そのまま回復することなく歳を重ねてしまうのです。
「自分なんて生まれてこなければよかった」という低い自己評価が、やがて「自分をこんな目にあわせた社会に復讐してやりたい」といった自暴自棄な犯罪へとつながっていくのです。(15p)
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先生、上司から、ダメだダメだと言われ続ける。
それで自己評価が上がるわけがありません。
人は自信が持てないと成長しないものなのです。
苫米地さんはこうも言います。
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人間は、挑戦するからできるようになるのではありません。
はじめに「自分はできる」という強い意志と自信があるから、挑戦し、それが成功するのです。
「やってやるぞ!!」という能動的な意識を、「自分はできる」という無意識が応援するとき、人ははじめて行動に移せるのですから。(151p)
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教師の仕事、それは子どもに自信を持たせることです。
上司の仕事、それは部下に自信を持たせることです。
はっちゃんもとんたんも良い先生に恵まれました。
ぼくも良い上司になろうと思います!
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