2011年7月7日木曜日

七夕のひみつ


こんにちは

今日は七夕ですね。
お子さんのいらっしゃるご家庭では、七夕飾りをしているでしょうか。
短冊に願いを書いて、星にお願いする。

だがしかーし、今日は雨なんだなー。
星なんか見えないじゃん。
そもそも何でこの梅雨時に七夕なんてあるんだ。
織姫星と彦星が年に一度船に乗って会える日だって?
織姫星も彦星もこの天気じゃ見えませんよ。
ぼくのこれまでの人生で、七夕の日がいい天気だったことはほとんどありません。

実は七夕はもともと、旧暦の7月7日の行事なんです。
今年の場合、旧暦の7月7日は新暦、すなわち現在の暦では8月6日です。
8月6日なら梅雨は完全に開けていますので、天気がいい場合が多いはず。
空を見上げて、星を見ながら願い事をするにはぴったりの季節なんです。

さらに、旧暦は太陰暦ですから月の満ち欠けと日にちは関係しています。
旧暦での一日は新月の日であり、15日は満月、そしてまた30日に向かって新月に戻っていく。
ですから、7日は半月なんですね。
しかも上弦の月。

上弦の月は、丸いおつきさまの上側が欠けていて、下側が光っている。
それがちょうど船のように見えます。
夏は天の川がはっきり見える季節。
上弦の月がちょうど天の川を渡る船のように見えるんです。
昔の人は、その船に乗って織姫星と彦星が一夜限りの逢瀬を楽しむのだと想像したんですね。
ロマンティックですねー。

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