2010年4月26日月曜日

ボーイスカウト入隊!


こんにちは

内田樹さんはこう言っています。

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つねづね申し上げているように、子どもをほんとうに生き延びさせたいと望むなら、親たちは次の三つの能力を優先的に涵養させなければならない。

 何でも食える
 どこでも寝られる
 誰とでも友達になれる

(内田樹『邪悪なものの鎮め方』バジリコ¥1600-、277p)
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まったく同感です。
ぼく自身もこうありたいと常々思っていますし、我が子たちにもそうなってもらいたい。
でも「親たちは次の三つの能力を優先的に涵養させなければならない」というのですから、放っておいてはこの能力は身に付かないということでしょう。
やっぱり意図的に教育していく必要があるわけです。
これら三つの能力が開発されるような環境を提供しなければならない。
そこで我が家が選んだのが、ボーイスカウト活動です。

特にキャンプがいいなーと思っています。
キャンプに行ったら、自分たちの食事は自分たちで用意しなければなりません。
美味かろうがまずかろうが食わなくちゃならない。
いろいろ活動して腹が減ってるから、多少へんてこりんな料理でも文句を言わず食う。
そしてテントの中で、ごつごつした石の上に立てたような場所だって寝なくちゃならない。
寒い時期でのキャンプでも、自分たちで工夫して少しでも暖かい環境を作り、我慢できる範囲にする。
多少寒くたってとにかく寝る。

ボーイスカウトも中学生くらいになると、長期間のキャンプもあるそうです。
他の子どもと数日間、数週間一緒に過ごすわけです。
1日ならなんとか猫をかぶってごまかせますが、数日間、数週間にもなるとごまかせません。
それぞれが素顔をさらけ出す。
我慢できないほど嫌な奴もいるかもしれませんし、自分自身の嫌な部分が顕わになるかもしれません。
それでも一緒に協力してキャンプを維持しなければならないのです。
どこまで自分の我を出し、どこまで相手と妥協し、協力するか。
このバランス感覚こそ、誰とでも友だちになれるってことだと思います。
この能力こそ大人になっても役に立つ能力ですよ。

家族だけ、学校だけでは得られない経験を通して、三つの能力を磨く。
ボーイスカウトっていいなーって思っています。

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