2013年2月14日木曜日

バカになれる男が勝つ!

おれがスタッフたちに言うことは、いつも同じだ。
繰り返し、繰り返し同じことを言う。
だっておれはマニュアル主義者だからね。

それを聞いて「同じことばっかり言いやがって、バカな野郎だ」と思うやつもいるだろう。
そうだ、おれはバカなのだ。

技術は「ABC」。
当たり前のことを、バカにしないで、ちゃんとやる。あるいは、当たり前のことを、バカになって、ちゃんとやる。
それが大切なのだ。

バカにする、ということは、他人に向けられたものだ。
他人をバカにし、自分を高みに置く。
他人をバカにすることによって優越感を持っているのだ。

こういうヤツはエンジニアとして不適である。
実力もない。身につかない。
他人をバカにするヤツに限って、いつも同じことで失敗を繰り返している。

エンジニアはバカになることが必要なのだ。
バカになるとは、自分に向けられたもの。
大事なことはバカの一つ覚えなのである。
バカ正直なのである。
徹底的にその通りにバカみたいにやることが重要なのだ。
それこそが、先へ進み、進歩し、未来を切り拓く王道なのである。

おれは毎度毎度同じことを言う。
なぜなら、それが大切なことだからだ。
役に立つことだからだ。
へんてこな個性なんか糞食らえ。
自分なりの工夫なんかやめちまえ。

だからそれをバカにするヤツこそバカなのである。
昔からいうではないか。バカという方がバカ。
そう、他人をバカにすることなく、自らがバカになりきれる人間が一流なのである。

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誰にもできない仕事ができるようになるためには、誰にもできないことをやる必要はなく、むしろ誰にでもできることを確実にひとつひとつこなすことが一番の近道になる(齊藤正明『マグロ船仕事術』210p)
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