最近,ぼくのサイエンスカフェでは、授業のあとに感想を書いてもらうようにしています.
子どもたちの感想を見て痛感するのは,文章力の不足.
それは能力が低いのではなく,文章を書く機会が非常に少なく,書き慣れていないからだと思っています.
だから,書く機会をふやしたい.
ぼくもボーイスカウト活動に関わって4年になります.
ボーイスカウト活動でも,もっと書く機会を増やした方が,より子どもが育つのではないかと仮説しています.
活動したらそのことを書かせる.
年齢に応じて徐々に書く量を増やしていく.
文章を書くことにより,活動したことを強く記憶することができ,活動のポイントも徐々に理解できるようになっていくのではないでしょうか.
ボーイスカウト活動の発祥国イギリスでは,そもそもパブリックスクールなどの子どもを対象として始まったのだと思います.
ボーイスカウトを始めたロバート・ベーデン=パウエル卿は,パブリックスクールで勉強ばっかりして知的には訓練されているけど,肉体と精神がひ弱になっている子どもを見て,何とかしなくちゃと思って,スカウト活動を始めたんじゃないかって思います.
だから屋外活動をメインにして,肉体的訓練の割合を高く設計した.
パブリックスクールの生徒は、いずれ社会のリーダーになっていくべき子どもたちです。
退役軍人だったロバート・ベーデン=パウエル卿は、知識も大事だけどそれだけじゃリーダーにはなれんぞ、身体と心も鍛えよ、と思ってボーイスカウト活動を始めたのでしょう。
学校教育だけでは不足している、「穴」を埋めるシステムを作ったのでしょう。
日本の今の子どもは,知的にもひ弱で,訓練が不足しています.
社会のリーダーになる子どもを育てて行くには,スカウト活動においても知的訓練を取り入れていくべきだと思うのです.
なので,活動の後に書いて記録するなど、知的訓練活動ということもあってよいのではないかと思っているのです.
いや、積極的にやって行かなくちゃダメなんじゃないかって思うのです。
今の子どもたちの「穴」はそこにあると思うからです。
我が子の所属するカブ隊では、隊長が「論語」を教えてくれています。
とてもいいなあと思います。
ぼくも毎年科学教室で協力していますが、それに加えて「百人一首」を教える活動を冬の雨の日メニューでやろうと思っています。
五色百人一首、歌って覚えよう百人一首を購入しました。
楽しみです!
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