こんにちは
昨日は神戸に建設してきた次世代スーパーコンピュータ施設棟の完成検査でした。
実質的な検査は先週ぼくら実務担当者で終えているので、要は偉い人にご披露するってこと。
例によってぼくは早めに現場に行き、施工スタッフと一緒に現場周り。
残材などが残ってないか、汚れている場所はないかどうかチェックです。
やっぱり最後は美しいか美しくないかで評価されてしまうものです。
せっかくいい施設を造ったのに、汚れているだけで悪い評価をもらったのではつまりません。
これだけの施設の完成検査ともなれば、各施工スタッフも自社の偉い方も参加している。
発注者の役員がよい評価をすれば、施工スタッフもそれぞれの会社の役員からよい評価をもらえるわけです。
もちろん総括監督員だったぼくの評価もアップする。
やっぱりみんながハッピーになりたいじゃないですか。
だから事前の準備は怠らないわけです。
多少早起きして、定時より早くから仕事をしても、十分ペイすると思っています。
残材撤去などを指示し、巡回ルートでの見せ場や演出を頭に入れて、現場事務所に戻りました。
とても美しくできており、これなら自信を持ってご披露できる、って嬉しくなっちゃいました。
メールチェックをし、他の現場のスタッフからの連絡に返信、指示出しをしました。
そうこうしているうちに、担当理事が早めにご到着。
ぼくがメールで指示出ししている横で、今日の竣工式での挨拶原稿を書いている。
ぼくにも「着工はいつでしたっけ」「施工各社のお名前はこれで合っていますか」など質問してくる。
やっぱり偉くなる人はそれなりに努力してますよね。スバラシイ。
そして竣工検査本番です。
終始にこやかに行われました。
現場巡回でもすーっと笑顔です。
計算機用空調機室に行ったとき、技術系トップの方が「空調機が全部運転されたら、すごい騒音になるんでしょうね」と言ったので、ラッキー!待ってましたー!見せ場がやってきました!
さっそく施工スタッフに50台すべての超大型空調機の運転を指示。
空調機に起動信号が入る度に、ビュンビュン風が強くなります。
全台数運転しても、会話できるほど静かなところもお見せすることができました。
静か=安定している+エネルギーロスが少ない、ですから。
現場巡回も終盤、建物エントランスに来たとき「みんなで集合写真を撮りましょう」ということに。
ぼくもこの仕事を15年やっていて、何度も完成検査を経験していますが、こんなことは初めてです。
我が社の担当理事も含めて、いかにみんながゴキゲンだったかってことでしょうね。
嬉しい、嬉しい。
完成したスパコン棟の姿は以下のスパコン本部のホームページで見ることができます。
この写真、ぼくが撮影したんですよー。えへん!
http://www.nsc.riken.jp/site/2010may.html
http://www.nsc.riken.jp/site/naibushashin.html
NHK『仕事学のすすめ2010.4-5』¥657-の秋元康「ヒットを生み出す企画力」にこうありました。
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カメラマンについて考察してみましょう。
昔は、プロとアマチュアの差は、露出がきちんと合わせられるかや、シャッタースピードがちゃんと調節できるかということでした。
しかし、今はコンピュータが内蔵されて誰でも簡単に撮れるようになってしまった。
そうすると、必然的にプロは何を撮るかという、モチーフ自体がさらに大切になってくるわけです。
そういったことが、クリエイターとクリエイターではない人の差だったり、あるいは、生産的なのか、非生産的なのかの差だと思うんです。(89p)
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次世代スパコン棟の設計スタッフも施工スタッフも優秀な人たちが揃いました。
だから技術はあって当然なんですよ。腕もいい。
でもそれだけではいい仕事にはならない。
モチーフが大切なんですね。
モチーフはフランス語ですが、英語で言うとmotive= (行為の)動機, 動因, 誘因, 刺激, (必ずしも明確でない)真意, 目的ってことですね。
モチベーションと同源です。
つまり、情熱、熱い思いってこと。
技術があって腕のいいスタッフ全員が情熱を持ち、熱い思いで仕事をしてきた。
それがみんなの笑顔につながっているんだ、と思いました。
昨日は神戸に建設してきた次世代スーパーコンピュータ施設棟の完成検査でした。
実質的な検査は先週ぼくら実務担当者で終えているので、要は偉い人にご披露するってこと。
例によってぼくは早めに現場に行き、施工スタッフと一緒に現場周り。
残材などが残ってないか、汚れている場所はないかどうかチェックです。
やっぱり最後は美しいか美しくないかで評価されてしまうものです。
せっかくいい施設を造ったのに、汚れているだけで悪い評価をもらったのではつまりません。
これだけの施設の完成検査ともなれば、各施工スタッフも自社の偉い方も参加している。
発注者の役員がよい評価をすれば、施工スタッフもそれぞれの会社の役員からよい評価をもらえるわけです。
もちろん総括監督員だったぼくの評価もアップする。
やっぱりみんながハッピーになりたいじゃないですか。
だから事前の準備は怠らないわけです。
多少早起きして、定時より早くから仕事をしても、十分ペイすると思っています。
残材撤去などを指示し、巡回ルートでの見せ場や演出を頭に入れて、現場事務所に戻りました。
とても美しくできており、これなら自信を持ってご披露できる、って嬉しくなっちゃいました。
メールチェックをし、他の現場のスタッフからの連絡に返信、指示出しをしました。
そうこうしているうちに、担当理事が早めにご到着。
ぼくがメールで指示出ししている横で、今日の竣工式での挨拶原稿を書いている。
ぼくにも「着工はいつでしたっけ」「施工各社のお名前はこれで合っていますか」など質問してくる。
やっぱり偉くなる人はそれなりに努力してますよね。スバラシイ。
そして竣工検査本番です。
終始にこやかに行われました。
現場巡回でもすーっと笑顔です。
計算機用空調機室に行ったとき、技術系トップの方が「空調機が全部運転されたら、すごい騒音になるんでしょうね」と言ったので、ラッキー!待ってましたー!見せ場がやってきました!
さっそく施工スタッフに50台すべての超大型空調機の運転を指示。
空調機に起動信号が入る度に、ビュンビュン風が強くなります。
全台数運転しても、会話できるほど静かなところもお見せすることができました。
静か=安定している+エネルギーロスが少ない、ですから。
現場巡回も終盤、建物エントランスに来たとき「みんなで集合写真を撮りましょう」ということに。
ぼくもこの仕事を15年やっていて、何度も完成検査を経験していますが、こんなことは初めてです。
我が社の担当理事も含めて、いかにみんながゴキゲンだったかってことでしょうね。
嬉しい、嬉しい。
完成したスパコン棟の姿は以下のスパコン本部のホームページで見ることができます。
この写真、ぼくが撮影したんですよー。えへん!
http://www.nsc.riken.jp/site/2010may.html
http://www.nsc.riken.jp/site/naibushashin.html
NHK『仕事学のすすめ2010.4-5』¥657-の秋元康「ヒットを生み出す企画力」にこうありました。
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カメラマンについて考察してみましょう。
昔は、プロとアマチュアの差は、露出がきちんと合わせられるかや、シャッタースピードがちゃんと調節できるかということでした。
しかし、今はコンピュータが内蔵されて誰でも簡単に撮れるようになってしまった。
そうすると、必然的にプロは何を撮るかという、モチーフ自体がさらに大切になってくるわけです。
そういったことが、クリエイターとクリエイターではない人の差だったり、あるいは、生産的なのか、非生産的なのかの差だと思うんです。(89p)
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次世代スパコン棟の設計スタッフも施工スタッフも優秀な人たちが揃いました。
だから技術はあって当然なんですよ。腕もいい。
でもそれだけではいい仕事にはならない。
モチーフが大切なんですね。
モチーフはフランス語ですが、英語で言うとmotive= (行為の)動機, 動因, 誘因, 刺激, (必ずしも明確でない)真意, 目的ってことですね。
モチベーションと同源です。
つまり、情熱、熱い思いってこと。
技術があって腕のいいスタッフ全員が情熱を持ち、熱い思いで仕事をしてきた。
それがみんなの笑顔につながっているんだ、と思いました。
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