こんにちは
先週もよく働きました。
月曜日、朝早めに出勤して会計検査の最終予習、午前中は和光脳センター新棟電気分科会、午後は会計検査受検。
火曜日も朝早めに出勤で会計検査の予習、午前中にすんなり検査終了、午後は筑波研で新棟の工程会議に参加してあれこれダメだししてきました。
水曜日も朝早く出勤して会計検査の予習怠りなく、午前の検査もスッキリ終わらせ、午後から播磨に移動。
木曜日は朝から現場事務所で竣工間際のXFEL実験棟の完成図書のチェック、午後から竣工前担当者検査。こちらはぼくが検査員です。
翌日金曜日も午前中は引き続き検査、午後から施設管理の方々への現地説明会、その後加速器学会で一緒に発表する仲間と論文の打ち合わせ。
心身共に元気なので、気力もバッチリ。
どれも予定通り、短時間でバリバリとこなしました。
渡邉美樹『強運になる4つの方程式』祥伝社新書¥740-にこうありました。
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時として、前々から決めているにもかかわらず、「緊急で大事なこと」が起きたために、「緊急ではないけれど大事なこと」が流れてしまうことがあります。
私としてみれば、これはとてもダサイことです。
私としてみれば、これはとてもダサイことです。
そもそも、「緊急で大事なこと」を作るということは、問題を読み込めていないということです。
問題を全て読み込んでいたら、「緊急で大事なこと」というのは起きないのです。(170p)
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会計検査でも検査官から指摘されることがあれば、予定通り終わらず検査継続になってしまいます。
すると予定していた他の仕事ができなくなってしまう。
やらねばならない仕事ができないと、そのしわ寄せは必ず発生する。
それが、品質を悪くしたり、工程を遅らせたりする。
そしてやがてはそれが会計検査で問題になったりする。
悪循環です。
そうならないためには、渡邉さんの言うとおり「緊急ではないけれど大事なこと」をon timeでしっかりやっておくことです。
緊急ではないので、じっくり考えることもできる。
たとえ間違ってしまっても、軌道修正できる余裕もある。
万事怠りなくやっておけば、緊急なことは起こらないんです。
忙しそうにして、長時間残業している人を観察してみると、たいてい急ぎの用件ばかりやっているんですよ。
明日の朝一まで、みたいな仕事ばっかり抱えているから、残業せざるを得ない。
それを終わらせても、またその次の日までの仕事が待っている。
そんなことばかりやっているので、緊急ではないけれど大事なことに取り組む時間と心の余裕が持てないんです。
だから締め切り間際になってやらざるを得ない。
時間と心に余裕がない状況で緊急仕事をやるので、当然品質は落ちます。
品質が悪ければやり直しにもなります。
また明日締め切りの案件もあるのに、昨日と同じ仕事を再度急いでやらなくちゃなりません。
こうして締め切りが二つ、三つと積み重なっていくのです。
人間の脳はワーキングメモリを使って思考していますが、たくさんの案件が脳に常駐してしまうので、考えがまとまらなくなってきて、パニックに陥ります。
仕事の基本は「依頼と納品」ですが、品質をよくするためには依頼者の「意図」をよく理解しなくてはなりません。
急ぎの仕事は意図を十分理解してやる余裕がありません。
依頼者がしつこく説明したとしても、すでにパニックに陥っているので、気もそぞろ、話をじっくり聞く気持ちも持てず、頭もどんよりして理解力ダウン。
またへんてこな仕事を時間をかけてすることになります。
そしてやり直し。
それもこれも、緊急ではないけれど大事なこと、をやらなかったからです。
急ぎの仕事ばかりやっている人は、渡邉さんの言うとおり「ダサイ」のです。
緊急ではないけれど大事なことを、しっかり段取って、予定通りにやっていく。
それが二度手間を防ぐ技術なんです。
この世で一番の無駄は、二度手間、やり直しです。
二度手間は、時間とお金と心を消耗します。
怠け者は二度働く、にならないようにしたいですね。
写真は今月末竣工のXFEL実験棟。
竣工前担当者検査もすんなり行きました。
いつもぼくは自分の専門である電気設備以外の建築や機械設備へ指摘することが多いのですが、今回はあまりそういうこともなかったです。
建築も機械設備もとてもよく造ってもらえたと思いました。
スバラシイ!
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