2011年1月6日木曜日

健康を維持する技術

こんにちは

昨日は今月末完成の工事の清算処理事務をやりました。
ぼくにしては珍しく、丸一日事務所に座っての事務作業です。
この業務をやるために、昨日は他の用件を一切入れていませんでした。
作業時間の確保こそ、仕事の段取りで一番重要なことですからね。
上司にも前々から、この日に提出します、と宣言しておいてあります。
とにかく終わらせなくちゃ。
退勤時刻までに仕上げるぞ、と決意して朝からザクザクとこなしていきました。
退勤2時間前に作業が終わり、最後に検算です。
エクセルで作成した一覧表を印刷して、検算は事務のお姉さまにお願いしました。
ところがお姉さまから「こんなに間違いがありました」と書類が返されました。
うわ、どうして??
退勤時刻まで残り1時間、間に合うか?
再度エクセルを見直してみたら、セルに入力していた数字に小数点以下の数字があり、エクセルが勝手にそれを四捨五入して整数にして表示、印刷していたことが分かりました。
でも表計算はセルに入力された数字でなされているため、計算結果が違ってきてしまったんです。
ぼくの前工程を作業した人が、それに気づかずにいたんですね。
あわててセル入力値と表示値を同じになるように修正して、再度検算。
今度はバッチリです。
退勤時刻10分前に完了、予定通り上司に提出できました。
あ~スッキリしたーー!

今年も楽しく生きたいと思います。
楽しく生きるために元気、健康は必須なことです。
自分は最大の資源ですから、健康じゃなければ存分に活用できません。

星新一『明治・父・アメリカ』に書いてあった、杉山茂丸が星一に贈った言葉を紹介しますね。

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人間は遊ぶ動物ではない。働く動物である。
教えるまでもないことだろうが、念のために処世上の注意をあげておく。
粗食でもいいから十分に食え。十二分に食うな。
栄養をとったら、くたびれるまで十分に働け、十二分に働くな。
くたびれたら、十分に眠れ、十二分に眠るな。
それで肉体の調和がたもてる。
脳の調和は、無駄な空想に浸らないことでたもて。
何か問題にであったら、ひとつずつよく考えて検討せよ。
そして、考えがまとまったら、いかなることがあってもやりとげるのだ。
悪い結果になることもあろうが、いずれにせよ、その経験だけは決して忘れてはいけない。(100p)
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人間は、特にオトコは「働く動物」だと思いますよ、ぼくも。
働いている方が健康でいられます。
ぼくの身の回りの人たちを見回しても、元気に生き生きとしている人はすべからくいい仕事をしている。
ろくな仕事をしていない人に限って、元気もなく、年中マスクなんかして具合悪そうにしているんです。
もちろん誰もが年がら年中元気でいられるわけじゃなく、時には風邪も引いたり、調子の悪いときもあるでしょう。
それでも年間マスク装着率を測定すると、明らかにいい仕事をしているひとはマスク装着率が低い。
それは逆に言えば、いい仕事をするから元気で健康でいられるんですよ。

でもやり過ぎはよくないですね。
過度に働いてもいけない。
くたびれるまで十分に働いたら、あとはバタンキューと休む。
十分に働くとは、その日にやるべきことを仕上げ、きちんと区切りをつけるってことです。
区切りがついていれば心もスッキリ、熟睡もできます。
朝もスッキリ目覚め、朝飯も美味い。
今日もがんばるぞーって、朝から元気もりもりになれる。
それが健康の秘訣です。

これまた面白いことに、ろくな仕事をしていない人に限って残業も多いんです。
マスクして具合悪そうにしているくせに、早く帰宅して養生せず、いつまでも仕事をしている。
仕事を仕上げ、貫徹するために残業するならいいのですが、仕上がらないまま肉体の限界が来てようやく退勤するわけです。
仕事の片が付いていないので、心はもやもやしていて夜も安眠できない。
翌朝は定時出勤しなければならないので、睡眠時間、骨休み時間も短くなる。
これでは食欲も湧かず、朝飯も食えないでしょう。
なおさら不健康になり、元気もなくなり、仕事の効率も落ちる。
悪循環です。

無駄な空想に浸らない、とは心配事を少なくするってことですね。
心配すると、あれこれ空想しちゃいます。
ああなったらどうしよう、こうなったらやばいな、とかね。
でも心配事ってたいていは現実化しないものです。
必要なことは心配し、その対処も必要ですが、心配しすぎは無駄です。

なぜ心配しすぎるかというと、仕事の区切りがついていないからです。
きちんと貫徹するまで、自分で満足するまで終わっていないから。
満足する間で終わらせる、というのは何も完全完璧にやるってことじゃないですよ。
自分で責任を取れると思えるまでやるってことです。
このくらいの精度ならオッケーだなって思えるまで。
満足な仕事をしていれば、心も落ち着きます。
しなくてもいい心配にも惑わされる必要もなくなるんです。

そしてとにかくやり遂げること。
自分で満足するまでやり遂げておけば、あとは「果報は寝て待て」です。
時に悪い結果にもなるでしょうが、それは運ってもんです。
運には逆らえないし、それは自分のせいじゃないって割り切れます。
その経験を次に活かすこともできます。

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