2011年10月23日日曜日
天才の苦悩
こんにちは
溌貴君は学校の算数で、繰り上がりのある足し算、繰り下がりのある引き算の計算を習っています。
計算はバッチリで、繰り上がり、繰り下がりの計算も、暗算で出来ちゃいます。
さすがエンジニアの息子、計算は得意なようです。
100ます計算の用紙もパソコンで作ってありましたが、100ます計算で鍛える必要はなさそう。
学校でしっかり教えてくれているので、計算に不安はありません。
が、文章題も習っているんですが、これがあまり得意ではないようです。
答えが分からないわけではなく、答えはちゃんと分かる。
問題文の意味はちゃんと分かって、絵に描いてイメージもできる。
ところがどんな「式」を書けばいいのかがわからないらしい。
というか、なぜ立式しなくちゃならないのかがわからないのです。
つまり、「直感」で解いてしまえるわけですね。
算数や数学が<得意すぎる>と、得てしてこういうことがあるものです。
問題文を読んだだけで答えが直感的に分かってしまう。
思考のプロセスというものが省略されてしまっているんです。
だから、立式や途中の式変形、証明など、なぜやらなくちゃいけないのか分からない。
数学者ラマヌジャンがそうだったそうです(藤原正彦『天才の栄光と挫折』)。
とにかくたくさんの定理を思いつく。
でもどうやってその定理に行き着いたのか、自らは説明できない。
共同研究している数学者が、公理からじっくりと証明していくと、ラマヌジャンの定理は正しいことがわかるんだそうです。
まあ、はっちゃんがそこまでの天才とは思いませんが。
小学生の文章題は難しいんです。
特に男の子の小学生の脳ではまだ言葉と数字が分離しているからね。
だから無理に今すぐ出来るようにならなくてもいいと、ぼくは思っています。
ともかく計算だけできるようになっていればいい。
10歳を過ぎて高学年になってくると、言葉と数字が統合するよう脳の発達がなされていきます。
文章題はその頃から鍛えれば十分だと思っています。
1年生、2年生の頃は計算だけしっかりできるようにするのと、算数に不得意感を持たないようにすること。
それだけでいいかなーと思っています。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿