2010年10月3日日曜日

クレジットレベルを上げろ!


こんにちは

今日、溌貴君はボーイスカウトの活動で、赤い羽根募金をやりました。
朝、集合場所で溌貴君は泣いちゃったんですよ。
「ぼく、募金できない。赤い羽根を渡すの嫌だ。わからないから。。。」
初めてやることですからね、不安があるのは当然です。
その時、同じビーバー隊の正善君(小1)がこう言いました。
「ぼくだってわからないよ。だいじょぶ、だいじょぶ。募金お願いしまーすって言えばいいんだよー。」
いい子ですねー。
溌貴君もそれで不安が少し和らいだようです。

光が丘駅の改札口前で、募金活動。
年少のビーバー隊の役目は、募金してくれた人に赤い羽根を付けてあげること。
見に行ったら、溌貴君もしっかりやってましたよ。
おじいちゃん、おばあちゃん、育ちゃんも見に行ってくれました。
みんなから「はっちゃん、エライね~」と言ってもらいました。
今日もまた少し成長しましたね、溌貴君!

ボーイスカウト活動を通じて、誰かの役に立つという経験もさせてもらえます。
これはとてもいいことだと思います。
人は誰かに頼るばかりじゃ生きている気がしないものです。
誰かの役に立ち、認められ、頼りにされ、そして尊敬される。
そういう人になれれば自信も身に付き、人に優しい人になれると思うのです。
逆に、自分が困ったときも素直に誰かに頼ることもできます。
自信がないと、困っているときでさえ意固地になって助けを求めることができず、傷を深くしてしまうものなのです。

不登校の子どもを見ていると、クラスのみんなに自分が認めてもらえないのがつらいのは分かるんですが、自分の有り様には無頓着のように思えます。
自分を認めてもらうために、自分自身は何かしているのか。
困っている誰かを助けたり、みんなを笑わせたり。
信用を勝ち取るための行為は何もしていないで、自分が認められないことだけを悲しんでいるような感じがするのです。
もちろん本人は悩んでいると思うんだけど、それも自己中心的な幼児的発想だと思います。

元リクルートのスーパーサラリーマンで、杉並区の中学の校長になって、今は大阪府の教育顧問などをやっている藤原和博さんの本『民間校長、中学改革に挑む』日経新聞社1400-から引用します。

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(略)大人になるということは、信用(クレジット)レベルを上げていくこと。
自分が信用を他人から与えられるためには、自分が属する社会(クラスの仲間、学校、家族、地域社会など)に貢献しなければならない。
貢献すると信用が与えられ、より自由になれるというのが、個人と社会のお約束(ルール)だからだ。(2-3p)
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<信用と貢献>は対であることは、大人になるための基本法則だと思います。
信用は貢献することなしに得られず、信用があればより貢献できるようになる。
こういう人生の基本法則、中学生くらいまでに我が子たちにもしっかりと教えたい。
子どもだけじゃなく、ぼく自身の人生のメルクマールにしていきたいと思っています。

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