こんにちは
溌貴君、補助なし自転車に乗れるようになりました!
2輪のキックボードもスイスイ乗れるようになって、平衡感覚もできた。
背も高くなって、自転車にまたがっても足が地面に着くようになった。
体の準備は万全です。
おじいちゃんが大泉中央公園に連れて行ってくれました。
この公園にはなだらかな坂がある。
下り坂を利用すれば、こがなくてもすみます。
平衡感覚だけに集中して乗ればいい。
そして坂から降りたところでペダルをこぐ。
ペダルをこいで走り続ける。
こうやって、たった数回下り坂で練習するだけで、補助なし自転車に乗れるようになっちゃいました。
家に帰ってきてから、家の前の私道で練習。
こぎ始めるところを繰り返し練習し、平らなところでも乗れるようになりました。
さっそくぼくと一緒に近所をグルグル走って回りました。
交差点ではいったん止まって、車に注意ですね。
溌貴君、みんなから「すぐ乗れるようになってすごい!運動神経バツグンだね~」って褒められて、ご満悦です。
また自信がつきましたねー。
『楽しい授業 2010.11』に板倉聖宣「個性を考える」という文章が載っていました。
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私は「個性などというものはたいしたものではない」と思っている。
私は「個性などというものはたいしたものではない」と思っている。
そんなものはちょっとした偶然がもとになってできたものが少なくない、と思っている。
実際、本当にだれでもできなければならないことは、生理的欠陥さえなければ早い遅いの違いはあっても、だれでもできるようになるから心配はいらない。(85p)
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補助なし自転車に乗るのも、溌貴君の幼稚園の同級生の中では遅い方だったみたいです。
他の子はお父さんがかなり特訓して乗れるようにしたようです。
でもぼくは「特訓」は嫌いなんですよ。
まだ心と体の準備が整っていない子どもに特訓するのはよろしくない。
やっぱりできないし、なかなかできるようにならない。
できないことを繰り返すと、自信を奪います。
卑屈になります。
だいいち楽しくない。
そうまでして、早く何かをやらせる必要はない、と思っているのです。
板倉さんの言うとおり、誰でもできなければならないことは、早い遅いの違いはあっても誰でもできるようになる、のです。
できるようになるために、心と体の準備が整ったところで挑戦させればいい。
そうすれば、スッとできるようになっちゃう。
その方が楽しいし、自信にもなるんじゃないかって思うんですよ。
それがレディネスってもんだと思います。
もちろん、レディネスが整ったなと思ったら、他の子たちよりも早く挑戦させるってこともあるでしょう。
他の子や学校のカリキュラムなんか待っている必要もない。
そういうタイミングは逃さないようにしたいですね。
他の子よりも早くできた、学校で習うことより先にやれた、っていうのも自信の素になります。
他の子よりも遅いときは「まだ君は心と体の準備が整っていないだけなんだよ。近いうちにできるようになるから気にしないでいいよ」と言う。
他の子より早くできたときは「さすがだ。君はすごい」と言う。
どっちに転んでもシメタ、でいきたいですねー。
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