人事評価の季節だね。
おれは人事評価でも遊んじゃうよ。
どうせこれ以上出世もしないだろうし、したくもない。
悪い評価されたって、実害はほとんのどないのだからね。
怖いもんなしだ。
わが社の評価方法は、年度初めに決めた目標を達成したかどうかまず自己採点し、各項目について1~5点を付ける。
それを直属の上司が査定する方式だ。
おれは嫌な上司の時はわざと自己採点の点数をよくして提出する。
ほとんどオール5だ。
嫌な上司は当然おれを嫌っている。
オール5で出てきた採点表を見てムカつくはずだ。うひひ。
オール5なんて何を考えているんだアイツ、と思い、点数を切り下げていく上司。
すなわち悪い点数に変えていくわけだ。
そうすると、部下に悪い点数をつける自分は悪い奴、と思えてくるはず。
さらにむかつくはずだ。しめしめ。
しかもだな、オール5の点数をいくら切り下げても、オール1にはできまい。
点数を切り下げれば下げるほど、自分の悪さが際立ってくるように感じるはずだから。
せいぜい1点か2点、超ムカついても3点切り下げられる程度だろう。
結果としてまあまあの点数になるわけである。がはは。
逆に良い上司の時は3くらいの点数で提出する。
それを見たよい上司は、きっとおれのことを慎み深い謙虚なやつだと思うだろう。
もちろん誤解だけどね。うむ。
で、もうちょっといい点数にしてやろうと思うわけだ。
点数を上げれば上げるほど、自分が情け深い良い人間だと思えてくる。
もちろんこれも錯覚だ。ふふ。
部下の点数を上げれば上げるほど、気分は良くなってくる。
気分がいいので、つい甘く採点してしまうだろう。
結果として実態よりもいい評価になるって寸法。
良い上司をいい気分にさせ、おれのことも好いてもらい、かつ、よい評価を得られる。
めでたし、めでたし。
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