こんにちは
昨日は新幹線に乗って出張でした。
新幹線の客車の幅は4mほどあります。
これを支えているのは線路に乗っている車輪。
ところがこの線路、幅が1435mmしかないんです。
これは軽自動車の車輪幅より狭い。
よくもこんな狭い車輪幅で4mもの客車を支え、時速270kmで安定して走れるものだと感心しますよ。
ところで、鉄道の線路の幅は日本の新幹線を始め世界共通で1435mmに決められています。
なぜこの幅に決められたのでしょうか。
線路幅が決められた理由は、大昔のローマ時代までさかのぼるのです。
なぜこの幅に決められたのでしょうか。
線路幅が決められた理由は、大昔のローマ時代までさかのぼるのです。
ローマ時代は、幹線道路をヨーロッパからアジアに至るまで張り巡らせた時代でもあります。
道路があることにより、戦争時の人や物資の移動が迅速にできることになり、有利に戦うことができます。
また、平和なときは軍人の失業対策として幹線道路の工事を行いました。
幹線道路が整備されれば、道路を通じての交易が盛んになり、経済的にも豊かになります。
道路があることにより、戦争時の人や物資の移動が迅速にできることになり、有利に戦うことができます。
また、平和なときは軍人の失業対策として幹線道路の工事を行いました。
幹線道路が整備されれば、道路を通じての交易が盛んになり、経済的にも豊かになります。
ローマ時代の移動法はもちろん鉄道ではなく、馬車でした。
馬車の車輪によって、道路には「轍(わだち)」が作られます。
何度も何度も車輪が転がることによって、道路に凹みができるわけです。
馬車の車輪によって、道路には「轍(わだち)」が作られます。
何度も何度も車輪が転がることによって、道路に凹みができるわけです。
それぞれの馬車によって車輪の間隔がまちまちだったら、どうなるでしょう。
轍もたくさん何本もできてしまいます。
すると次に走る馬車は、車輪があちこちの轍にはまって走りにくくなってしまいます。
轍もたくさん何本もできてしまいます。
すると次に走る馬車は、車輪があちこちの轍にはまって走りにくくなってしまいます。
そこでローマは車輪の幅を統一したのです。
車輪の幅が決まっていれば、轍は2本だけになります。
次に走る馬車も、この轍に車輪がすっぽりはまるので、早く走ることができます。
車輪の幅が決まっていれば、轍は2本だけになります。
次に走る馬車も、この轍に車輪がすっぽりはまるので、早く走ることができます。
ローマが統一した車輪幅が、今のメートル法で測ると1435mmだったのです。
鉄道は、ローマ時代からの道路の轍の幅にレールを敷いたものだったのです。
鉄道は、ローマ時代からの道路の轍の幅にレールを敷いたものだったのです。
鉄道の線路幅が歴史的に決まった理由は、福田和也『超・偉人伝』新潮文庫\552-の127pあたりに書いてありました。
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