読み書き計算は学力のオペレーションシステム

久保先生のおっしゃったこと。
関口意訳が入ってますが、紹介しますね。

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読み書き計算は、パソコンで言えばWindowsみたいな共通の

オペレーションシステム、プラットフォームだ。
Windowsなしにアプリケーションは動かないように、読み書
き計算なしに授業は成立しない。

子どもたちが共通に授業に参加できるためには、このプラットホームは同程度の品質となっていなければいけない。

これがバラバラでは、クラス全員が活発に生き生きと参加する授業を創り出すことはできないのだ。
だから、子どもたちの読み書き計算の力をそろえてやらなくちゃな

らない。
読み書き計算の力には＜格差＞があってはいけないのだ。

だからこの部分は個性ではないのだ。

強い共通性、汎用性がなくてはならない。

 担任したら早い時期に、まず「さかのぼり指導」を行い、前学年ま

での課題を習得させてしまうことだ。

漢字の読み書きをおさらいし、計算力をその学年相当まで引き上げる。
それをやれば、授業がとてもラクに、しかも楽しくできるようにな

る。
 急がば回れである。

勉強ができない子のほとんどは「仮性低学力」である。
知能に特に障害はなく、外的条件がたまたま悪かっただけの子どもなのである。

難しいことはない。

適切に指導すれば、仮性低学力は１００日あれば十分直る。

さかのぼり学習をやり、これまでの学年で躓いた場所まで戻る。
漢字の読み書き、計算に限って１００日鍛える。
それだけでクラスのデキル子にも遜色ないくらい格差は縮まる。
 

仮性低学力の子どもには「分かること」は求めず、「できること」だけ求めるのがよい。
形式的でも，丸覚えでも、できれることが増えればそれが自信につながる。
こうやって自己肯定感を高めてやることが大切だ。