2011年11月26日土曜日
メガソーラー
こんにちは
昨日は電気技術者協会の見学会で、東京電力浮島メガソーラー施設を見学してきました。
電気技術者協会は電気主任技術者の人たちの研修団体です。
技術者協会の見学会や勉強会に参加すると、元気をもらえます。
矍鑠とした爺さんたちが、好奇心丸出しで参加しているんです。
ぼくも50歳を過ぎましたが、参加者中まだまだ若者の部類に入ります。
まだまだヒヨッコだなーって思います。
そして、こういう元気な爺さんになりたいなーって思えるんです。
なぜ技術者協会の爺さんたちは元気なんでしょうか。
電気主任技術者という国家資格を持っていると、停年なんかないわけです。
足腰と頭が丈夫なうちは仕事があります。
電気保安の仕事は経験が活きる仕事ですから、年寄りの方が役に立つ。
難しい国家試験を合格しているから基礎知識も十分にある。
基礎知識の上に経験を重ねた技術者は強いですよ。
75歳くらいまでは十分務まります。
そんなに稼ぎがいいわけではないでしょうが、社会から求められる人材でいられる。
オトコは仕事ですからね。
年を取っても年金頼りではなく、自分の腕で稼げているという自負。
これが元気の素なんだと思うわけです。
さて、浮島メガソーラーです。
11haの敷地に7000kWの太陽光パネルがびっしり並んでいます。
http://www.tepco.co.jp/csr/megasolar/
東京電力の方に、太陽光発電の年間発電電力量をざっくり概算する計算式を習ってきました。
年間発電電力量(kWh)=最大発電電力(kW)×1000(h)
だそうです。
浮島メガソーラーなら最大発電電力7000kWですから、
7000×1000=7,000,000kWh=700万kWh
となります。
1000倍するってことは、最大電力換算で年間1000時間しか発電しない、ということ。
火力ならメンテ期間を除いても8000時間は稼働しますから、1/8しか発電しない
わけです。
7MWメガソーラーと威張っていても、火力換算だと875kW相当ってことです。
ずいぶん小さいですね。
逆に言えば、火力同等とするには8倍の設備が必要ということです。
現在の火力発電所の最大級のものは、出力100万kWにも及びます。
100万kWクラスの火力と同等の太陽光発電は800万kWも必要なんです。
浮島メガソーラーの敷地は11ha。
800万kWの太陽光発電所の敷地は、11×800万÷7000=12,571ha。
ってことは、11km四方の面積になります。
東京の山手線がはいっちゃいますね。
そう考えると、今の電力需要のままでは太陽光発電と置き換えるのは、ちょっと現実的ではないなあ。
ということを考えたりした1日でした。
楽しい、楽しい!
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