こんにちは
これも山田さんの講演を聴いて、インスパイアされたこと。
子どもたちに学力を付けるのは、教師の基本的職能である。
授業も熱心にやり、宿題もしっかり出し、採点も真面目にやっている。
しかし子どもたちにテストで点数を摂らせることがデキナイ。
そういう教師が意外と多い。
真面目だけど教師失格である。
そういうクラスでは、やがて宿題をやってくる子どもは減り、授業も真面目に聞かなくなり、学級は崩壊する。
だって、努力が報われないんだもん。
つまり、子どもたちに学力を付けるには、テストでよい点数を取らせなければいけないのだ。
すなわち、「努力が報われるシステム」を構築すること。
授業も一生懸命、宿題も真面目に出すけれども、生徒の成績がふるわない教師は、それぞれがきちんとリンクされていないのだ。
授業をちゃんと聞けば、テストの点数もよくなる。
宿題も真面目に取り組めば、テストの点数もよくなる。
そういうリンクができていない。
授業、宿題、テストがバラバラのままなのだ。
はっきり言えば、授業、宿題、テストに関連がなく、それぞれを気まぐれにやっているだけなのだ。
この三者を有機的に結びつけなくてはいけない。
授業でやった内容を習熟させるために宿題を出す。
宿題に出した問題をそっくりそのままテストに出す。
そうすれば、子どもはテストでよい点数が取れる。
お母さん、お父さんにも褒められる。
やる気が増進する。
こういうポジティブなフィードバックループができてこそ、子どもは勉強するようになり、学力も向上するのだ。
これは大人だってそのまま当てはまる。
社員に何か努力させる場合。
努力すれば、必ずそれが評価されるようになっているかどうか。
努力した甲斐があるシステムになっているかどうか、経営者はよく検討しなくてはならない。
努力しても何も変わらないなら、誰も努力などしなくなるのは当然である。
時に、恐怖によって努力させようというシステムも存在する。
学校にも会社にも。
失敗したら悪い成績をつける、降格するなど。
努力してうまくいっても、成績、報酬は現状維持というもの。
お金がかからなくてよいと考えるかもしれないが、このシステムは組織の活性を大幅に奪う。
なぜなら、生徒や社員は失敗しないことにすべての努力を傾ける。
失敗しないために最も安全確実でコストがかからないようにするにはどうすればよいか。
それは、挑戦しないこと、である。
こうして生徒の目の輝きを奪い、社員のやる気を奪う。
もちろん、学力は向上せず、組織の成果も上がらない。
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