こんにちは
はっちゃんの学校の夏休みの宿題のひとつに「九九の完全習得」があります。
鍛えてくれますねー。
九九の練習、昨日から開始しました。
ぼくの教え方はちょいと変わっています。
九の段から始めるんです。
普通は一の段か二の段からですよね。簡単だから。
でも簡単なところから始めると、覚えにくい六、七、八の段で力尽きる子どもが多いんですよ。
九九が不十分な子って、たいてい六、七、八段ができないでしょう。
だから、九の段、八の段、七の段、六の段と逆に教えていく。
覚えにくい六、七、八の段は、たくさん繰り返して練習しなくちゃ。
こうやると、後半戦の五の段、四の段・・・が非常に楽になるんです。
興味がある時、モチベーションの高い時に、難所から始める。
これは有効な教育技術なんです。
2年生のお子さんがいる方、ぜひお試しを。
さて、具体的な九九の教え方を紹介します。
まず、九の段からでしたね。
九九表を見ながら親が唱え方を教える。「くいちがく、くにじゅうはち、・・・」。
次に、子どもも九九表を見ながら唱える。「くいちがく、くにじゅうはち、・・・」。
それをよく聞いてあげて、子どもが唱え方を間違えたら、修正してやる。
ここからは100ます計算の用紙を使います。
100ます用紙とは、縦横ともに11ますを書いた用紙。
ぼくはパソコンのエクセルで作りました。
さて、九の段三度目は、100ます用紙を使います。
唱えながら、100ます用紙に数字を書かせていきます。
四度目、五度目も同様に行う。
それで今日はおしまい。
次の日は、まず九の段の復習から。
昨日の100ます用紙の空欄を使いましょう。
「くいちがく、くにじゅうはち、・・・」と唱えながら、用紙に数字を書き込んでいきます。
昨日書いた数字が残っていますから、ちらちらそれを見ながらやるから簡単。
これを三度繰り返します。
次は、八の段です。
昨日と同じく、最初は九九表を見ながら親が唱え方を教える。「はちいちがはち、はちにじゅうろく、・・・」。
次に、子どもも九九表を見ながら唱える。「はちいちがはち、はちにじゅうろく、・・・」。
もちろん、子どもが間違えたら修正してやる。
三度目は、100ます用紙を使います。
唱えながら、100ます用紙に数字を書かせていきます。
四度目、五度目も同様に行います。
それで今日はおしまい。また明日。
三日目は、まず九の段の復習。
100ます用紙を使って3回、唱えながら数字を書く。
そして八の段の復習。九の段と同じく、100ます用紙を使って3回、唱えながら数字を書く。
次は、七の段だ。昨日と同じく、最初は九九表を見ながら親が唱え方を教える。「しちいちがしち、しちにじゅうし、・・・」。
次に、子どもも九九表を見ながら唱える。「しちいちがしち、しちにじゅうし、・・・」。
当然ながら、子どもが間違えたら修正してあげましょう。
三度目は、100ます用紙を使います。
唱えながら、100ます用紙に数字を書かせていきます。
四度目、五度目も同様です。
それで今日はおしまい。また明日。
こんなふうに、毎日一段ずつ、九九を覚えていきます。
各段復習三回やって、新しい段を教えていく。
忘れたら九九表を見ながらやらせればいい。
決して「まだ覚えられないの!」なんて叱っちゃいけませんよ。
そうして、九の段から、一の段まで一通り終わったら、100ます計算の訓練に移ります。
九九の表が子どものアタマにしっかりと刻み込まれるまで、縦横とも0~9を順番に並べること。
数字をランダムにならべた「ランダム九九」は、0~9まで順番にならべた100ます計算が2分台でできるようになるまで、絶対にやらせてはいけません。
最初は九九表を隣に置いて、0~9まで順番にならべた100ますに、九九を唱えながら数字を書いていいきます。
忘れたところは、すぐ九九表を見てよろしい。
毎日、100ます用紙1枚やります。
こうやって、九九表を見なくても0の段から9の段まで唱えられるようになるまで、繰り返します。
九九表を見ないでも、唱えられるようになったら、100ます計算を開始。
まだ、0~9まで縦横とも順番にならべたものをやりましょう。
100ます計算では必ず時間をはかってやること。
毎日100ます1枚でいいです。やり過ぎに注意。
毎日、少しずつ早くできるようになるはずです。
昨日より速くなっていたら、褒めてあげましょう。
3分を切るようになったら合格です。
ここまでやって初めて、「ランダム九九」の100ます計算に入ります。
もちろん時間を計ってあげてください。
最初は5分以上かかるでしょうが、それでいいんです。
毎日やれば確実に時間は短くなっていきます。
それが嬉しいんですよ。子どもはもちろん、速く計算できるようになると親も楽しくなってきます。
ランダム九九も2分台でできるようになれば合格です。
この程度の速さでできるのなら、実用上困りません。
3年生以上で習うかけ算、割り算も楽々できるレベルになります。
もっと速くなりたい、と子どもが言うなら続けてやらせてもいいですが、無理はさせないこと。
だんだん伸び率が鈍化してきますので、面白くなくなってきてしまいます。
ピークの時に止める方が得策なんですよ。
「もう卒業だよ、お父さんより速くなっちゃったよ。」と言ってやればいいでしょう。
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