2010年6月27日日曜日

本好きな子どもに育てたい


こんにちは

我が子たちを本好きな子どもに育てたいと思っています。
大人になっても本を読み続けるような人物になってもらいたい。
なぜなら、素晴らしい人はすべからず読書家だからです。
優秀な人はいっぱい仕事を抱えていて、忙しい。
それなのにスキマ時間を見つけたり、意図的に読書時間を確保して、本を読んでいる。
対して、本を読まない人はたいてい暇。
暇でも本を読まない。
この差はどんどん開いていきます。

本を読むと、当然ながら読解力が身に付きます。
文書を読んで、その意味を即把握できる。
その上、文字には直接書き表されていない意図も想像することができる。
意図とはコンセプトです。
書かれていることを正確に把握し、そのコンセプトまで分かって仕事に着手する。
いい仕事ができるのは当然ですよね。

本とは他人が書いた文章です。
その読解力があるということは、他人の考えを自分の中に受け入れる(by斉藤孝)、ということです。
もちろん、自説と違うことも書いてあるでしょう。
その場合も、批判的に受け入れるわけです。
自説と比べてどちらが正しいのか、考える習慣ができます。
自分より本に書いてある方が正しいと思えば、素直に自説を捨てることができる。
本を読んでそういう訓練を積んでおけば、実社会で他人の意見をよく理解し、受け入れる素地ができます。
いいと思えば素直に従いますし、ダメだと思ったら反論したり、あるいはテキトーに受け流すこともできる。
らくちんに世の中を渡っていけるんです。

本を読まない人は、年を取ると偏屈になります。
自説と違う他人の意見を受け入れなくなります。
言っていることを正確に理解できないし、比較するために考えられない。
そういう訓練を積んでいないからです。
自説をきちんと説明するより、感情的に反対してしまう。
当然、だんだん世の中から排除されていくんだと思いますよ。
ハッピーな人生じゃないですよね。
読書はよりよい人生を造っていく素地にもなるんだと、ぼくは信じています。

水島醉『国語力のある子どもに育てる3つのルールと3つの方法』ディスカバー¥1000-にこうありました。

###
本当に読書が好きな子どもであれば、小学生であっても高校入試や大学入試の問題で、高得点をとります。
実際、私は、何人かの小学生の生徒に、センター試験の問題を解かせたことがあります。
本当に読書が好きな子どもは、現代文の読解に限ってのことですが、だいたい七割ぐらい得点します。
読書ができるということは、それぐらい素晴らしい国語力を持っているということと等しいのです。(151p)
###

残念なことに、読解力は読書でしか培われないものなのです。
それも大量の読書でしか。
学校で国語の授業を受けているだけでは、身に付かないのです。
そして国語力こそ、すべての教科の基礎になるもの。
国語力がないと、算数だってできるようにならないんです。
だって算数もひとつの言語。
考えるためには言葉が必要。
言葉を豊富に知っていて、それを操作する力が、思考力だからね。

我が家では、毎日必ず本の読み聞かせをしています。
週に一度は本屋さんに行って、子どもの欲しがる本を買ってあげます。
今はゴセイジャーとかウルトラマンとかの本ばっかりですがねー。
それもいいと思っています。
どんな本でも読む。好きな本は買う。
そういう習慣を身に着けている時期なんだと思っています。

もちろん、親も本好きで、いつも読書をしている姿を子どもに見せる。
時々は夫婦で同じ本を読んで、意見を交わしたりね。
本を読むのは楽しい、という雰囲気作りは大切だと思います。

0 件のコメント: