2011年5月6日金曜日
子育ては最大の社会貢献
こんにちは
神戸に異動したよ、って言ったら、会社の後輩からこんなメールが届きました。
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神戸では、出張のたびに○○さん(推進部経理課)にいろんなところに食事に連れて行ってもらっていました。
美味しい所だらけで、早くに仕事を終わらせて、みんなで食事したり、家族で遊びに行きたい!って思わせてくれる都市ですね。
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いやいや、仕事をしに単身赴任しているわけですからね。
確かに神戸は美味しいものがたくさんあって、魅力的です。
でもおじさん一人で食べに行っても、美味しさ半減です。
やっぱり美味しいものは家族で食べたい。
もちろんたまーには外食もするでしょうが、がまんがまん。
アパートに帰って、ごはんを炊いて食事をします。一人寂しくね。
ごはんはもちろん、水田トラスト http://www.nurs.or.jp/~suiden/index.html で無農薬で作ってもらっている「さわのはな」。
おかずはスーパーやお総菜屋さんで買ってしまうことが多いのですが、ごはんだけはこれに決めています。
主食にしっかりとしたものを食べていれば、健康維持にも役立ちます。
いくら外食で美味しいものを食べても、健康を損ねては何にもなりませんからね。
それに外食は費用もかかりますよー。
夕食ならすぐ1500円、2000円とかかってしまいます。
いえ神戸で美味しいものを食べようと思ったら5000円は覚悟しなくちゃ。
こんなのを続けていたら、我が家は財政破綻ですよ。
そして亭主だけの問題ではなくなってしまいます。
亭主が単身赴任先で美味いものを食っていると知った女房はどういう行動に出るでしょうか。
お父さんが赴任先でいいものを食べるために、残った私たち家族はがまんして節約しましょう、とは絶対になりません。
お父さんばっかり美味しいものを食べてるなんてズルイわ、私たちも贅沢させてもらわなくちゃ!
家計の破綻は必然となってしまうわけです。
ぼくは単身赴任先で使うお金を、週1万円と決めています。
それも光熱費も含めてこの金額に抑えようと思っています。
学生時代と同じレベルですねー。
はっきり言ってケチです。
逆に言うと、このレベルに抑えないと毎週帰省する交通費が出ない。
家族の絆をつなぎ止めるためにも、ケチケチ生活が必要なんです。
女房だって、お父さんがケチケチ生活しているんだから、私たちもあんまり贅沢はできないわ、と思ってくれるかも??
4月に実践してみて、週1万円でもまずまず生活可能である手応えを感じています。
なぜにこんなにケチケチ生活をするのか。
本多静六によると、毎月の手取り収入はこんな風に使うといいそうなんです。
1/4はともかく貯金せよ
1/4は食費とせよ
1/4は社交に使い
1/4は社会貢献に使え
1/4貯金法は、財産を造るときの基本です。
ともかくお給料をもらったら1/4天引き貯金してしまうのです。
何をするにもお金は必要です。
まとまったお金があると、いざというときに使えます。
人生にはいざというときが結構あるんです。
家を買う、修繕する、子どもが入学するなどなど。
天災だってないとは限りません。
ストックがあればあわてず対処できます。
それにある程度の貯金があると精神的にも余裕が出ますしね。
この余裕が悪の道への誘惑にも勝つことができるんです。
お金がないと判断力も狂いますからね。
食費は1/4の範囲でやりくりする。
1/4の範囲でも、たまにの外食も可能でしょう。
でも基本は家食になるわけです。
健康維持も自然とできるようになります。
我が家は水田トラストで山形新庄の農家に作ってもらっているお米「さわのはな」を毎日必ず食べています。
ちょっとお値段高めのお米ですが、無農薬、無化学肥料ですので安心して食べられる。
1/4の食費でも、必要なところにちゃんとお金をかけることができます。
社交の1/4は、家族の教養費だと思います。
人と会ったり、博物館へ行ったり、旅行したり。
本を買って読むのも社交だと思います。
社交は未来への投資だと思います。
普通の家庭では意外と社交費が少ないのではないでしょうか。
きちんと1/4のお金を社交費に使うと、人生豊かになりますよ。
そして社会貢献の1/4。
社会貢献は寄付やボランティアで使うお金ですが、それだけが社会貢献ではないと思っています。
子育て世代にとっては、子育てこそ最大の社会貢献だと思います。
教育には大きな外部経済効果があるんです。
よい子、よい成人に育てることは、その子本人のためだけじゃなく、社会にとっても有用。
引きこもり、ニートにならず、労働者、生産者になり、自立、自活でき、納税もする。
そういう人間に育ってもらわなくちゃね。
自分で稼ぎ、きちんと納税する。
これ以上の社会貢献はないと思います。
寄付やボランティアも大切ですが、それは今現在だけに役立つもの。
我が子たちがしっかりとした社会人に育つのは、未来のために役に立つ。
そして、我が子たちが労働年齢である期間、何十年間も社会に貢献し続けるわけです。
教育にはある程度のお金も必要です。
ホントは公教育として税金で賄われるべきことも多いとは思いますが、現在の社会システムはそうなっていません。
教育の外部経済効果を過小に評価していて、受益者負担の原則の方にウエイトを置いたシステムになっているんです。
それはおかしいだろう、と思いますが、すぐには変わりません。
その間、我が子たちはどんどん成長してしまいますから、社会のシステムが変わるのを待ってはいられないのです。
必要なときに必要な教育費を出せるように、子育てこそ立派な社会貢献だと思って、今日もケチケチ生活に励んでいるわけです。
先週末4/30(土)はSPring8一般公開でした。
ぼくは理科工作「電気くらげ」と、お子さん向けの「楽しい科学のお話会」を6回公演しましたよ。
後期中年としてはタフでしょー。
これも社会貢献になりますしね。
が、この時のぼくの所持金残額は900円!
かっちょ悪~~~~。
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