2012年3月11日日曜日
そっ啄之機
こんにちは
はっちゃんが学期末の算数のテストで100点を取ってきました。
算数の文章題が不得手のようでしたが、が100点ということは、いつの間にかできるようになったということですね。
素晴らしい!
子どもの場合、問題が解けない時、理解できないから解けないのではなく、まだ発達段階がそこまで達していないことが多い。
だからまだその時じゃないのに、無理に教えると無理がくるんです。
親が子どもに直接教えると、往々にして機を見ずに無理矢理、今理解させようとして失敗します。
挙げ句の果てに、親は「やっぱりおれの子だ。バカでも仕方ない」なんてあきらめ、子どもも「ぼくはバカなんだ」という観念を植え付けてしまう。
ぼくは元教師ですから、そういう例を多々見てきています。
だから、はっちゃんが算数の文章題ができなかったとき、無理に教えなくてもいいやって思ったんです。
時期が来たら自然と分かるようになるってね。
だいたい男の子は言語の発達が遅い。
文章題は言語から具体的なイメージができるようにならないと解けないのです。
だから男の子が文章題が不得手なのは当たり前なんです。
のんびりかまえておけばいい。
学年が上がって、一つ前の学年で習う文章題ができるようになっていれば、まあ大丈夫なんです。
ところがはっちゃんはできるようになっちゃった。
きっと先生が、はっちゃんの様子を見て教えても大丈夫そうな瞬間を捉えて、サッと教えてくれたんだと思うんですよ。
まさに「そっ啄之機」ですね。
鳥の雛が卵の内側から殻をつつく。
その時を逃さず親鳥も外側から殻をつつく。
すると卵はきれいに割れ、雛が誕生する。
勉強も同じですねー。
先生に感謝です!
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