2012年3月22日木曜日

挨拶をもう一度教えよう

こんにちは

最近の若者は挨拶さえちゃんとできないという。
それは多分にきちんと教えられていないかららしい。
たしかに幼児の頃は、親も教師も口うるさく挨拶させる。
そしてほとんどの子はそれが身につく。
けれどもそれは幼児型の挨拶だったりするのだ。

幼児型の挨拶は、幼児の間は通用する。
ところが子どもが小学校高学年くらいになってしまうと、幼児型の挨拶が通用しなくなってしまうのだ。
なんとも幼稚っぽくて、自分も相手も違和感がある。
小学校高学年になる子どもにとって、幼児型の挨拶は「使えない」ものになってしまうのだ。

ところがそれに対して、大人の挨拶の仕方をきちんと教える親、教師はほとんどいない。
教えなくてもできるだろう、という気の緩みがあるのだ。
だが、教えられないものはできるようにならないものだ。

もちろん、大人の振る舞いを観察して、適切な挨拶の仕方を自ら学んでいける子はそれでいい。
しかし、人間というのは往々にして、教えられていないことを意識に載せることができないのだ。
そばで大人が適切な挨拶をしていたとしても、そのすぐ隣に子どもがいても、その子どもは大人の振る舞いに無関心であったりする。
きちんと教えられているからこそ意識的にもなれるものなのだ。

だから、小学校高学年くらいに子どもが成長したら、再度挨拶を教えなければいけない。
西角けい子『子どもの成績は、お母さんの言葉で9割変わる!』ダイヤモンド社¥1300-によると、教えるべき挨拶は次の5つ。

・ありがとうございます 
・よろしくお願いします 
・申し訳ありません 
・失礼します 
・さようなら

この5つだけをきちんと教え、身につけさせる。
そうすれば、子どもは身近な大人の振る舞いを観察し、時と場合によって適切な挨拶を使い分ける技を身につけていくはずなのだ。

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