2012年3月26日月曜日
先ずは「読み書き計算」
こんにちは
昨日は、某進学塾の体験授業に参加しました。
アルゴ倶楽部、という数学パズルを教えてくれる教室です。
春休み前にこの塾からダイレクトメールが来て、春休みの「お楽しみ」のひとつにしたんです。
午前はとんたんが新年長・新1年生クラスに、午後ははっちゃんが新2年生・新3年生クラスに。
午前は60分、午後は90分の授業でしたが、とんたんもはっちゃんもとても集中して参加していました。エライ、エライ。
でも入会しないんだなー、これがー(笑)。
だってね、こういうものって毎週塾に通って訓練するものじゃないでしょ。
確かに数学者になった人は、子どもの頃からパズルの類が好きだったってことがあるらしい。
訓練して数学者になった人なんかひとりもいないはずだよ。
好きなら自分でやるわけだ。
親としてはそのきっかけだけ与えられれば十分。
それも無料体験授業でね。あはははは。
進学塾としては低学年のうちからこういうので塾通いを促そう、という戦術なんでしょうね。
ある意味、生徒確保のための青田刈りネタ。
でも低学年のうちは学校で習う「読み書き計算」だけバッチリやっていれば十分だと思っているのです。
「読み書き計算」は訓練してよいし、訓練すべきもの。
もちろん我が子が中学受験することになったなら、塾通いも必要になるでしょう。
受験のためのテクニックは必要ですし、受験情報も塾じゃないと得られない。
それでも小学4年生までの「読み書き計算」がしっかりできていれば、5年生後半ないし6年生になってから塾通いすれば十分だと思っています。
逆に言えば、4年生までの「読み書き計算」も満足に習得していないのに、塾なんか行っても意味ありませんよ。
塾通いはお金も時間も使います。
今日もどっさり資料をもらいましたが、6年生になれば週4日(平日2日+土日)が標準コース。月謝は5万円です。
塾通いするとしても、これだけの時間と費用をかける意義があるかどうか十分考えないとね。
子どもも親も疲弊するようならやめておいた方がいい。
週4日の塾通い。うち3日は授業、1日はテストです。
もちろん塾に行かない日も予習復習しなくちゃならない。
子どもだけじゃなくて、中学受験は親もつきっきりで支援しなくちゃならない。
まったく自由になる時間が残りません。
5年生以下のコースも、塾通いは週3日程度ですが、毎土曜日にテストがあり、そのために予習復習が必要なんです。
子どもにはぼ~っとする時間も必要なんです。
スケジュールびっしりの生活は、心身を疲れさせるだけだと思います。
中学受験に必要だとしても、そういう生活に親子とも耐えられるのは、せいぜい1年くらいが限度じゃないかと思うわけ。
自由になる時間がなくなるだけじゃなくて、低学年からの塾通いでは基礎的な「読み書き計算」を反復練習する時間さえなくなってしまうのです。
塾で基本的な「読み書き計算」を繰り返し教える時間的余裕はありませんし、「読み書き計算」ではお金が取れないと思うんでしょう、いきおい受験を意識した小難しい勉強をさせる。
基礎もできていないうちに受験対策の応用的な勉強をしても、うまく積み上がってはいかないでしょう。
これでは、お金と時間を使って子どもをダメにしているだけになってしまいます。
ぼくは合理主義者なので、こういう不合理はまったくもってがまんならないのである!
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