朝と夕方に分散してやっています。
今週は海水浴へ家族旅行に行きましたが、ホテルでも当然やりました。
毎日のメニューはだいたいこんな感じです。
朝
はっちゃん 30分間くらい
・4年生の漢字ワーク 毎日2文字(下村式ワークを使用)
・3年生のかけ算ドリル 毎日4ページ(くもんの苦手克服シリーズを使用)
・4年生の割り算ドリル 毎日4ページ(くもんの苦手克服シリーズを使用)
とんたん 10分間くらい
・1年生の漢字ワーク 毎日1文字(下村式ワークを使用)
・平かなカタカナドリル 毎日2ページ(くもんの苦手克服シリーズを使用)
・足し算、引き算ドリル 毎日2ページ(くもんの苦手克服シリーズを使用)
夕
はっちゃん 30分間くらい
・日記 毎日200文字
・音読 毎日5~10分間の分量(今は野口芳宏『言葉と作法』を主に)
・辞書調べ 毎日1ページ6文字
とんたん 10分間くらい
・絵日記 毎日1行か2行
・音読 毎日2~3分間の分量(今は野口芳宏『言葉と作法』を主に)
少しずつでも毎日続ける。
やることも「読み書き計算」だけ。
だって、小学生は「読み書き計算」を習得するべき年代ですから。
繰り返し、コンスタントにやらなくちゃ。
カーネギーメロン大学教授でロボット工学の世界的権威である金出武雄さんはこう言っています。
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私は、子どもの教育の基本は「読み・書き・ソロバン(計算)」だと思っている。
読み・書き・計算は、すべての学科、さらに言えば思考、記憶力の基本の基礎である。
基本は繰り返しやることで身につくものであり、近道はない。
脳の中にチャンク(塊)ができて初めて基本として身につき、応用することができる。
そのためには、ニューロンの発火を何回も何回も繰り返す必要があるのだ。
『独創はひらめかない』日本経済新聞出版社128p
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金出さん自身、子どもの頃から徹底的に暗記していたそうです。
教科書を丸暗記。
何度も何度も繰り返して練習。
それが知的体力を向上させる王道だって言います。
インターネットの時代になって、知識はネットで調べればいい、と言われています。
何もあれこれ暗記する必要はない。
記憶は人間よりコンピュータの方が得意だってね。
それは確かなんですが、条件が付きます。
枝葉末節の細々した知識はネットで調べれば十分、ということです。
根になる知識、幹になる知識は,ネットでは調べられないのです。
ネット時代になって、読み書き計算を基本とする基礎知識が、より重要でより価値を持つようになったのです。
なぜなら、ネットで検索すると、表示されるのは文字情報です。
表示された文章を素早く読み,理解する必要があります。
正確に理解するために、要約を自分で書いてみる必要もある。
そこには数式も出てくるかもしれません。
自分でその数式を追って計算する。
読み書き計算の力なしに、ネットで調べることなんかできないのです。
だから、読み書き計算の技能を、それが習得しやすい小学生のうちに徹底する。
ただし、闇雲に勉強させても実になりません。
子どもが覚えやすい方法でやる。
飽きずに繰り返す方法を選ぶ。
さらに、新しいことを身につけるには時間がかかります。
短時間に詰め込むことはできない。
分散して,毎日、コツコツとやる。
継続してやる。
金出さんはこうも言います。
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詰め込み教育はいけないと言うが、頭の中に何もなければ、考える材料を引き出すことはできない。
詰め込むことが悪いのではない。
詰め込み方が問題なのである。129p
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主たる知識、根幹となる理論は,自分の頭の中にないと思考できないのです。
思考する中で不足する知識があれば、ネットで検索したり、本を読んだりすればいいのです。
逆に言えば、主たる知識、根幹となる理論を身につけていない人は、考えることも十分にできず、だからネット検索だってあまりやらないし、やっても面白くない。
本も読まなくなる。
読み書き計算の基礎なしに、決して知識人にはなれないのです。
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