2012年4月5日木曜日
ラクな仕事より楽しい仕事
こんにちは
スパコン「京」。
本体だけじゃなくて、京を支えるインフラ設備にも興味を持ってくださる方が増えています。
毎週のように設備見学の依頼があり、ぼくがご案内。
自分で造った施設を自分で運転して、そして自分が案内する。
こんな楽しいことはありませんよ。
なぜってぼくにしかできないことだからね。
当然、説明にも「熱」が入ります。
先週来てくださった方から、こんなメールをいただきました。
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単なる計算速度の追求だけでなく、施設全体が省エネや使い勝手、将来の増設対応の面などで非常に合理的に設計されていることが大変勉強になりました。
また、ご説明の節々から、関口さんの科学全般に関する非常に広範で深遠な知識や関心の高さにも触れることができました。
専門分野に留まらない多くの知見が、貴施設の設計や管理運営に活かされていると強く感じました。
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嬉しいですねー。
ますますやる気が出ちゃいますよ。
お世辞半分かもしれませんがね。
だって、たとえ勘違いだとしても「自分はできる」と思った人のほうがホントにできる人材になっちゃうんですから。
積極的に勘違いしちゃいますよー。
あはははは。
新年度になって人事発令がありました。
ぼくは人事には疎いし、あまり興味はないんです。
でもぼくの部署にいろいろと挨拶に来る人がいるんで、発令を見てみました。
後輩で昇格している奴がいました。
さっそくメールで昇格祝い。おめでとう、楽しくがんばろう!ってね。
発令を見ていると、ぼくと同年代で昇格している人もちらほら。
ぼくより後輩でも、エラくなっている奴もいる。
ぼくもオトコの端くれ、ちょっと嫉妬しちゃったりしてね。
嫌だねえ、あはははは。
エラくなっている人は、やっぱりかなり「苦労」していることは確かです。
嫌な仕事も引き受けているし、人間関係にも揉まれているし、長い時間働いている。
そう考えると、ぼくなど絶対に偉くなれるわけがありませんぜ。
小宮一慶『バカになれる人はバカじゃない』サンマーク出版¥1300-にこうありました。
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私たちの頭の中には「仕事はつらいもの」という先入観があります。
だからどうしても「楽な仕事」がいいと思ってしまう。
でも、本当にそれがいいのでしょうか。
私はこう思います。
一番いいのは「楽な仕事を楽しくやる」のではなく、「楽ではない仕事を楽しくやる」ことだと。
楽な仕事はだれにでもできる仕事です。
楽でない仕事をしてこそ世間は認めてくれるのです。
その楽でない仕事を楽しくなる。
それでこそ最強の働き方ができます。(50p)
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ぼくは嫌な仕事は極力避けているし、人間関係もあまり気にしないし、残業なんかめったにしません。
でもラクな仕事をしているとも思ってはいないんです。
ぼくにしかできない楽ではない仕事をやっている。
しかも楽しんで。
そしてそれができるポジションに居る。
非常にハッピーなことですな。
そうさせてくれている我社に感謝ですよ。
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