2011年2月16日水曜日
はしかは恐いか、恐くないか
こんにちは
まだとしきくん4歳は時々具合が悪くなります。
肌もちょっと乾燥肌で、夜中にかゆがって起きることも。
とはいえ、徐々に改善してきてキズをつくるほどひっかくことも少なくなってきました。
全体的に肌もツルツルの部分が拡大してきています。
これならワセリンなどでコントロール可能でしょう。
恒常的に医者通いしなくてすむ。
夜中にかゆさで起きる回数も減ってきています。
溌貴君も0歳の時はすごい乳児湿疹でした。
頭や顔が血だらけになっていました。
ひっかかないように、寝るときに「ひじっこ」という肘が曲がらないようにするサポーターを付けていたこともありましたっけ。
何とか乗り切り、今も若干乾燥肌気味ではありますが、特にスキンケアをしなくても夜もぐっすり。
元気満開で、名付けたとおりの元気溌剌溌貴君になりました。
乳幼児の時の湿疹は、体内からの毒出し作用。
顔や頭は発生学的にエラだった部分で、排泄器でもあったわけです。
乳幼児はまだ排泄器としても働いている。
皮膚は一生涯排泄器でもあり続ける臓器ですしね。
この毒出し作用を薬で抑えてしまわない方がいい。
抑えてしまうと毒が体内に留まり続け、薬で抑えている間は治ったようになりますが、薬が切れたり、薬が効かなくなってしまうとまだ一気に吹き出してしまう。
だから血まみれになってちょっとかわいそうだったんですが、溌貴君もとしきくんも毒が出来るまでがまんしました。
お医者さん、医療も怪我や急性的な病気の時は頼らなくちゃいけないものだけど、慢性的な病気でずっと病院がよいしなくちゃいけないというのはよろしくない。
そうならないように強い身体になるよう、あれこれやってきました。
風邪も幼児のうちは罹った方がいい。
それによって免疫力が身に付くから。
だからインフルエンザ予防接種はしませんでした。
インフルエンザで重症になる子どもは、栄養状態が悪かったり、他の持病があって元もと病気への耐性がない子ども。
普段元気なら、インフルエンザに罹患しても重症化することはまずないんです。
同様に、はしかなどの予防接種もしないできました。
たとえ保健所から「無料接種のお知らせ」が届いても無視。
できれば自然に罹患して、自力で治ることによって、免疫力を身に着ける方がいいからね。
それに免疫力もなく体力も十分でない乳幼児に予防接種して、それによって重篤な病気になってしまう子どもも結構いるわけです。
そのリスクを考えたら、乳幼児期は予防接種はしない方が得策だと判断したのです。
瀬名秀明/池谷裕二『東大博士が語る理系という生き方』PHPサイエンス・ワールド新書¥850-にこうありました。
###
日本でははしかに感染して死ぬ子どもはそれほど多くなく、死亡する確率(致死率)は1%以下といわれています。
これは、日本が極めて清潔で、医療も発達した国だからです。
アジアやアフリカなどの上下水道や医療機関が未発達な国では、いまだに子どもたちに蔓延するはしかは死にいたる恐ろしい病気の一つで、その致死率は10%~40%にも達します。
なぜかというと、麻疹ウイルスに感染すると、免疫抑制が引き起こされるからです。
免疫とは私たちの体内に備わっている、外敵を撃退する仕組みで、これが抑制されると、元気なときには知らない間に免疫系がやっつけてくれているはずの細菌などの感染に対する抵抗力を失い、合併症にかかりやすくなります。
そのため、あまり清潔でない国では、はしかにかかった子どもが、はしかのせいでというよりも、下痢などの合併症によって死んでしまうことが多いのです。(古谷未央、268p)
###
昔(昭和20年代頃まで)は、はしかで死亡する子どもが多かった。
それは日本の栄養状態や衛生状態が悪かったからなんですね。
はしかのウイルスによって免疫抑制が起き、他の病原菌が増殖し、合併症で死んでしまった。
今の日本は栄養状態や衛生状態もとてもいいので、たとえはしかに罹っても死ぬようなことはなくなっているんです。
日本人のはしか予防接種の接種率は低い。
日本でははしかはそれほど恐い病気ではなくなっているからです。
が、外国では違います。
未だ栄養状態、衛生状態が悪い国は多い。
だからはしかは恐い病気に変わりないのです。
日本人が外国に行くとき、一緒にはしかウイルスも連れてきてしまう。
それが現地の人たちに感染し、広がってしまう。
そのため日本は「はしかの輸出国」と言われています。
溌貴君は4月から小学生です。
だんだん世間が広くなり、近い将来には外国へ行くこともあるかもしれません。
体力もついてきていますから、そろそろ予防接種をした方がいいかもしれませんね。
もしかすると知らないうちに既にはしかなどに罹っていて、免疫ができちゃっているかも。
まずは免疫ができているのかどうか、診断してもらおうかと思っています。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿