2011年2月13日日曜日
よのなかは弱肉強食じゃないんだ
こんにちは
子どもに勉強させるばっかりじゃ何ですから、ぼくも今年受験する資格試験の勉強をスタートさせました。
毎日スキマ時間を利用して、最低でも30分は勉強を続けていますが、これからは自宅でもちょこっと勉強をして、その姿を子どもに見せようかと思っています。
やっぱり親は、直接教えるより背中で教える方が効果がありますからね。
ぼくの尊敬する小学校教師、野口芳宏さんは常々こう言っています。
教師は研究が好きだ。
いかにして子どもに勉強させようかという研究を熱心にしている。
けれども自らが学ぶこと、修養についてはまこと不熱心だ。
学校の先生ばかりでなく、親もそうなりがちですよね。
子どもに勉強しろ、勉強しろとうるさく言う割に、自分は学ばない。
子どもはそういう親の「姿」をよく見ているものです。
自ら学ばない親の子どもは、自ら学ぼうとはしなくなるのは当然なのです。
ところで我が子たちは、親が言うのも何ですが、とても優しい。
人と争うことを好みません。
誰かと争ってまで勝とうという気はないようです。
親としてはもうちょっと荒々しい方がいいんですがね。
ま、ぼくもそういう性格だから、遺伝でしょうか。
ぼくの職場は高学歴、高知能の博士たちがたくさんいます。
科学の世界で活躍している人たち。
世界中の研究者たちと戦っています。
ところが彼らもまた、人と争って勝とうとはしていないんです。
優秀な人ほど、人と争わない。
もちろん科学の世界ではナンバーワンしか意味がありませんから、熾烈な競争をしています。
でもその競争は、誰かを蹴落としたり、足を引っぱったりする競争じゃないんです。
自らが努力することで高みに行くことによって、結果として勝つ。
そういう戦いなんです。
小宮一慶『あたりまえのことをバカになってちゃんとやる』サンマーク出版¥1400-にこうありました。
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この世は「弱肉強食」の世界ではありません
「優勝劣敗」の世界です。
つまり、優れた者が勝ち、劣った者が敗れる。
ただ、それだけの話です。
ライバルを蹴落とすのではなく、自分が優れたことをするように全力をつくせばいい。
優れたことをしているとまわりから評価されて生き残り、そうでなければ生き残らないということです。
適者生存なのです。(44p)
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我が子たちには意地悪な人になってほしくありません。
でもよのなかで認められ、成功して欲しいとも願っています。
その成功の仕方は、誰かを陥れたり、蹴落としたり、足を引っぱるやり方ではしてほしくない。
そんな卑怯なやり方は一時的に勝者になれるかもしれませんが、長い目では成功者にはなれないんです。
自分の実力で堂々と戦ってほしい。
よのなかは弱肉強食ではなく、優勝劣敗というのは覚えておきたいことです。
まじめにコツコツとやるべきことをやり、少しずつでも自分を高みへと導いていく。
ぼくの以前の上司からいただいた年賀状に、「ご一家の写真を拝見するたびに、屋台骨のしっかりした家族が確実に成長、成熟している様子が、ひしひしと伝わってきてほほえましい限りです」と添え書きがありました。
嬉しいですねー。
人生は研究と修養。学び続けることで成長していけるんだと思っています。
そのために勉強、勉強!
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