2012年2月3日金曜日
学力=好奇心×知識
こんにちは
先週末、鳥取でサイエンスカフェをやってきました。
SACLAの話を中心に、ちょこっとスパコンの話もおりまぜながら。
呼んでくださったのは、鳥取環境大の足利先生。
足利先生のお人柄がよく出ている会でした。
参加者のみなさんもほんわか暖かかくて、熱心に話を聞いて下さり、ぼくも熱が入りましたよ。
2時間の予定がつい時間オーバーしちゃいました。ごめん!
その模様を、鳥取市役所の方がユーチューブにアップロードして下さいました。
http://t.co/lvpxWxWp
ホンモノのカフェで、コーヒーとケーキも出ました。
ぼくもケーキを頬張りながら楽しくお話が出来ましたよ。
収容人数25人のところ、29人も集まってくれました。
詰めればもっと入るかもしれませんが、ぼくの講演は聞くだけじゃなくて、参加者自らが手と頭を動かすことになってますから、ギリギリそれができる人数だったと思います。
主催者の足利先生、グッドジョブ!
参加者はお子さんが多いかなーと思ったら、大人の方が大部分でした。
小学6年生が一人、中学生が一人、高校生が二人、あとは大人の方でした。
例によって10円玉と1円玉でボルタ電池を作り、LEDを光らせる実験をやってもらいましたが、自分の手で光らせることができると「おお!」という歓声が。
「今更ながら感動した!」という声も。
子どもだけじゃなくて、大人の方にも歓迎される内容だって、自信を持ちましたよ。
その他に、ユーチューブのビデオでもうつってましたが、鉛筆に電流を流してバリバリさせたり、圧電素子で参加者に感電してもらったり、ネオジム磁石を触ってもらったり、いろんなことに興味を持ってもらえるようにしました。
ホンモノの学力は、好奇心×知識。
知識だけでもダメだし、好奇心だけじゃ長続きしない。
そんなことも参加者の皆さんに伝えたかったんです。
ぼくは分かりやすい話を心がけていますが、全部を理解させようなんて不遜なことは考えていません。
不思議を残す。
なぜLEDは光るのか、なぜオキシフルで電圧が上がるのか、不思議でしょ。
会場から質問が出ても、全部は説明しないんです。
だってそこからが始まりなんですから。
そこで説明を聞いちゃうと、へーそうなんだー、で終わっちゃうでしょ。
それはつまんないですよね。
人から教えてもらうより、自分で調べたり考えたりする方が面白さ倍増じゃないですか。
自分で考えて分かった時の感動はアドレナリン出まくりですよね。
それが科学の醍醐味だし、ホンモノの学力へとつながっていくんだと思っています。
今週末は、うちの子がお世話になっているボーイスカウトで科学教室をやります。
鳥取でのサイエンスカフェがウケたので、ゴキゲンになり、ぼくの頭の回転は速くなりました。
たったの三日間で新しい授業プランができちゃいました。
題して「形が変わるとはたらきも変わる」。
構造力学入門なんだけど、面白い授業ができると思う。
週末が楽しみです!
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