2016年1月2日土曜日

我が家の受験大作戦!

こんにちは

いよいよ今年ははっちゃんの中学受験です。
ぼくは若い頃、中学受験塾に勤務していたことがあります。
その時の経験では、けっこう途中でつぶれてしまう子がいたんですね。知的にませた子は受験に耐えられ、楽しんでさえいたようですが、幼い子には辛いことのように思えました。
中学受験は、子供に向き不向きがあると思ったんですね。
小学校段階の勉強をしっかり身につけるためには、受験も成長のためのよい機会になると思います。
でもそれに向かない子には逆効果。
だから、はっちゃんの小学校を選ぶとき、受験しなくてもすむ学校を選んだんです。

受験するしないにかかわらず、小学校の学習は全ての基礎基本ですから、1年生の時から毎日家で「学年×20分」やらせてきました。
学習習慣を身につけるとともに、すこしずつ前倒しで勉強させてきました。
5年生が終わるまでに、6年生までの読み書き計算は終えてしまおうと。
読み書き計算は、応用的な勉強をする上での「前提」です。
前提なしに、応用的な勉強をやっても身につかないからです。
漢字検定や算数検定を利用しながら、基礎をみっちり勉強させました。
ほぼ予定通りに勉強が進み、中学受験させてもつぶれないだけの学力と精神力と体力が備わってきました。
ならば、はっちゃんがより成長し、楽しい未来を創っていけるように、中学受験に挑戦させようと思ったのです。
昔ぼくが経験した受験でつぶれてしまう子は、基礎基本が十分できてないうちに、応用的な勉強を長時間やらされているからだと分かりました。

去年のうちに、はっちゃんの(親の^^;)第1志望から第4志望まで、全部の学校を見に行きました。

1.学芸大竹早中
2.武蔵中
3.城北中
4.武蔵野東中

どの学校に入ってもいい学校です。
この4校を受験することに確定。

まあ、親の本音を言えば筑駒に入ってほしい(笑)のですが、筑駒の偏差値は75。
並大抵の努力でこの順位まで行けるとは思えません。
毎日夜遅くまで塾に行ったり、土日も10時間勉強する。
中学受験でそこまでの負荷を子供にかける意義があるかどうかは疑問なのです。
それでは子供らしい時間も失われちゃいますからね。
1日の勉強時間は3時間程度ですみ、休日もボーイスカウト活動やボーッとするなど勉強から解放される日もほしい。
ちょっと背伸びするくらいの努力で手が届く学校を選びました。
あこがれの筑駒は、高校受験の時のお楽しみとしておこうと思います。

四谷大塚や日能研で調べると、第1志望の学芸大竹早と第3志望の城北は同レベル。
偏差値55くらいですね。
しかも両校とも突飛な問題は出ず、標準的問題。
なので両校の過去問をやることで、抜けを減らすことができる。
また、標準問題なので合格点が高い、すなわちミスしないことが大切。
両校を受験することで、相乗効果を狙います。
この2校の対策は自宅学習だけで十分対応できるでしょう。
ぼくでも教えられるし。

第2志望校の武蔵は、第1志望校より偏差値+5の学校。
この学校は出題傾向がまったく違います。
思考力を問う問題、表現力が必要な問題が出題される。
解ければ嬉しい問題ですね。
この学校の過去問をやることで、学力がより引き上げられ、第1志望合格の確実性を高めるという算段です。
加えて中学入学後、高大へつながる学力が身につく。
入試は通過点ですからね。
入試を上手く利用して、思考力、表現力など将来も役に立つ技能を身につけようと。
だから、この学校に受からなくてもいいのです。
もちろん、受かればすごい自信になると思います。
対策のために、武蔵コースがある塾に通わせようかと思っています。
塾で他のデキル子たちとレベルの高い授業を経験しておくのもよいと思います。
ただーし、入塾テストに受かるかどうかが鬼門かも(笑)。

第4志望校の武蔵野東中は、今通っている小学校の系列中です。
他校も受験するので、推薦は受けられないので一般受験です。
実は、推薦も長い目で見ると子供の成長に不利に働く場合が多いのです。
次の高校受験、大学受験の時に、推薦入学でしっかりと勉強しなかったツケが回ってきます。
ちょっと大変だけど、一般入試でがんばった方が、長い目で見て得な場合が多いのです。

武蔵野東中の偏差値は、第1志望-5。
第1志望の勉強をしていれば、特に対策は必要ないと思います。
6年生になったらすぐ過去問をやらせ、スラスラ解ける快感を味あわせておきたいと思います。
入試1年前でもこんなにできるんだという自信をつけさせ、じゃあもうちょっと上を目指そうという気にさせるもくろみ。

どんな学校へ行くにしても、上位1/3に入る必要があります。
学校もひとつの社会ですから、生徒たちにはそれぞれ「役割」が自然と割り振られます。
そして生徒たちは、割り振られた役割を演じるようになるのです。
上位の子は「勉強ができる子」という役割を割り振られ、そのように行動するためにより勉強するようになる。
逆に、下位の子は「勉強ができない子」という役割を割り振られ、そのように行動するために勉強しなくなってしまう。
だから、学校というのは学力差を広げる装置なのです。
そのシステムを理解して、子供の成長にとってよいポジショニングをしてやる必要があるのです。

受験もせっかくのいい機会なので、我が子の成長のために活用しようということです。
合格だけを目標にしちゃうのはもったいないですよねー。

さて、どうなりますかー。
応援よろしく!