2014年3月16日日曜日

漢字検定合格!


単身赴任先のぼくに妻からメールが届きました.
 
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漢字検定ですが、二人とも合格!!
二人ともたった二問のまちがいしかありませんでした。優秀!!
でも満点を目指していたから悔しい!と本人たちが言っていました。
何はともあれ、この1年間の学習の成果ははっきりと表れましたね。よかった、よかった。
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おおおおおおおお!
素晴らしい!
グレート!
満点じゃないところがまたスバラシイじゃありませんか.
満点取る奴はバカ,満点取らせる奴ももっとバカ,っていつも言ってるしー.
伸びしろを残す、ってのも自分の能力を高めるうえで大切なことですからね。
 
読み書き計算は人生の基礎.
何事もどんどん吸収できる9~12歳のゴールデンエイジを迎えるわが子たちに、漢字検定と算数検定をガイドとしてみっちり鍛えたいと思います.
その意味でぼくもちょうどいいタイミングで単身赴任を終了できましたね。
ラッキー&ハッピー!
 
親が教えられるのは10歳まで、と思っています.
11歳からは外に師匠を見つけられるようにしたいのです.
良い師を見つけるためには,良い弟子でなければなりません.
よい弟子の必要条件は,基礎基本の学力と躾と我慢強さだと思っています.
基礎学力ときちんとした躾と我慢強さを子どもに与えるのは、親の最重要な仕事です。
 
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もちろん,意味のない「つめこみ」はやめたほうがいい.
また,勉強は楽しいほうがいいので,授業の「つまらなさ」は間然すべきだろう.
だが,子どもの「やる気」を引き出すのは,ある程度の強制を伴う、理にかなった「つめこみ」であることを忘れてはいけない.
基礎というのは単調なものだが,そこをしっかり固めるのは「つめこみ」以外にない.
スポーツを楽しむために基礎体力トレーニングが必要になるのと同じで,基礎的な知識や技能が身につかないうちは,勉強が楽しくなる戸口までたどり着くことすらできない.
しかも,この難所を乗り切るプロセスは,また同時に,子どもたちが「耐性のなさ」を克服していくプロセスでもある.
どこかに「耐性のなさ」につける良薬があるのではない.
がまんを重ねて結果を出す---そこでの達成感が「やる気」をふくらませ,耐える姿勢を育てるのだ.
『新小学生の勉強法』二見書房より
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家に戻って、漢検の結果を詳しく見ました。
 

はっちゃんの7級(小4レベル)成績は200点満点中196点、スバラシイですねー。
この成績なら問題なく6級(小5レベル)へ挑戦できます。
6月末の検定で6級、来年の2月に5級という調子で、小学校で習う漢字は4年生のうちに終えちゃおうと思います。
できれば小学生のうちに、4級か3級まで制覇させたいですね。
それが中学からの勉強を加速すると思うからです。
 
10級(小1レベル)受験のとんたんもスバラシイ!
150点満点中147点です。
 

とんたんは10月の検定で9級(小2レベル)合格を目指します。
読み書き計算は学校で習うよりちょっと先へ進んでおく。
それが授業の理解度を上げ、先生を好きになり、学校を楽しくするコツなんです。
 
何をどこまでいつまでにやればいいのか、すなわちゴールが明確なのがこういう検定試験のよさです。
努力したことが必ず報われます。
その分野に必要な知識が増えるのはもちろんですが、資格試験の経験をたくさんすることで、大人になって社会に出てから、ゴールの見えない現実問題も「プロジェクト」に落としこんで取り組めるようになりますね。
 
頭のいい人、仕事の出来る人は、こまめに達成感を味わえるように段どってますね。
そうやって自分のモチベーションを維持する。
そういうことが上手です。
あまり長くない短い期間に、達成可能な、でもちょっと背伸びが必要な、明確なゴールを定め、ひとつずつステップを踏んで、スケジュールを崩さず着実に進んでいく。
ひとつ達成できたら周りにも認めてもらい、認めてくれる人がいなくても自分を褒め、一段落ついても休みすぎず、次の目標を定め、先へ進めていける。
 
小さな達成感、小さな成功を積み重ねて、自分の実力を上げていきつつ、大きな仕事を成し遂げていく。
そうやって自分を信じるに足る人物に、自分で育て上げ、自尊心を持ち、人にやさしい人間になるわけです。
人に優しくなるためには、自分に余裕がないとできません。
余裕がないと自分のことだけであっぷあっぷしてしまい,とても他人のことを気遣うことまでできなくなっちゃいます。
それで他人を無視したり,いじめたりする。
 
我が子たちには優しい人になってもらいたい、当然。
そのためにも、漢字検定などでしっかり学ばせ、努力させ、達成感を味わい、実力を高める。
楽しくがんばっていきたいですね-。
 

おじいちゃん、おばあちゃんにも合格を報告。褒めてもらいました。
お祝いに、500円ずつ臨時お小遣いもいただきました。
早速ゲーセンで無駄遣い!

2014年3月9日日曜日

今が未来を創る!

他人に迷惑をかけなければいい。
子どもだけじゃなく親や先生にもそう言う人が多いが、ぼくは違う。
今月号の『楽しい授業』にこんな記事があった。
筆者は小学校の先生である。
 
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(略)宿題忘れとか忘れ物は、叱る対象にならない。
宿題を忘れてきた人(いや、ウチのクラスには自分の意志でやらないという人が多いのだが)を私はほとんど叱ったことがない。
宿題をやらないで困ることは、まあ自宅の勉強が少なくなって、定着が悪くなるくらいで、学校の授業で困る場面はあまりない。
提出物が期限までに提出できなければ、評価が悪くなることは伝えてあり、それでも出さないのは本人の意志であり、他の誰も困らない。(略)
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この先生の出す宿題は、やってもやらなくてもいいものらしい。
やらなくても評価が悪くなるだけで、他の生徒は困らないから。
本当にそうか。
 
さらに引用しよう。
 
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授業で使う物を忘れた場合も、私はあまり叱らない。
教室には授業で使うはさみ、定規、絵の具セット、習字セットなどの予備は何セットか用意してある。
忘れた人は、授業が始まる前にそこから持って行っていいことになっている。
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クラスに予備品があるから、それを使えば忘れ物をしても授業に支障はない。
この先生はそう考えているらしい。
どうやらこの先生には「今」の視点しかないようだ。
「未来」のことを勘定に入れていないみたいなのだ。
 
そもそも論だが、ぼくは教育とは子どもたちの「未来」のためにするものだと思っている。
子どもたちは自分たちの未来を生きていくため、より良く生きていくために、今の教育がある。
教育とはそういうものでなければならないと、ぼくは思うのだ。
 
教師は、教え子たちの未来にも(ある程度の)責任があるのである。
今の教育が子どもたちの未来にどのような影響を及ぼすのか、想像力を働かせなくてはならない。
もちろんそれは親もそうだし、子ども自身もそうなのである。
未来への想像力を働かせるから,今の自分を律することができるのだ。
 
未来の視点を持たない教師の教育は冷たい。
宿題などやってこなくても、誰にも迷惑をかけない。授業できちんと教えているから。
宿題をやってこなければ評価を落とすことは子どもたちに伝えている。
それでも自分の意志でやらないなら仕方がない。
本人の自宅学習の習慣が身につかず、定着が悪くなるだけだ。
誰にも迷惑がかかっていないじゃないか。
おいおい、それでいいのか。
 
忘れ物をしたって、予備を用意してあるからダイジョウブ。授業に支障はない。
ただし休み時間のうちに借り受けろよ。
授業が始まってからだと、授業を中断するから他の子に迷惑になる。
ああ、兎にも角にもこの先生の視点には「今」と「他人」しかない。
 
宿題をしない、忘れ物をする、これが「未来」のその子にどういう影響を及ぼすのか考えてみよう。
 
宿題は、与えられた課題を期限までにやり遂げる、という訓練も含んでいるのだ。
その子が上級学校に進学した場合、あるいは社会人となってから、課題を期限までにやれなくても困らない?
特に社会人となってからは、期限を守らないことは非常に不利益となる。
仕事というのは、たいてい複数の人が関わって行われる。
それは前工程と後工程でなっている。
前工程が期限までに終わらないと、後工程を始めることができない。
期限を守るということは、仕事のイロハのイなのである。
 
期限を守る習慣と意識のない人はどうなるだろうか。
他の同僚に迷惑をかけ、自らの評価を落とす。
他人にも自分にも迷惑な存在となってしまうのである。
それはとても「生きにくい」ことである。
教え子の未来を生きにくくしてよいのだろうか。
 
だってまだ小学生ですよ。いいじゃないですか。中学、高校とだんだん覚えていけば。
と言うかもしれない。
たしかにそうだ。まだまだ教育期間はたっぷりある。
だが、だからといって小学校ではやらなくてもいいわけではない。
その年代年代で、少しずつでも訓練していくほうが、その後の生徒たちにとってよいはずだ。
 
この先生は、子どもをあまり叱りたくない、と言う。
誰だって叱りたくはない。叱ることは疲れることだ。
だが子どもを叱られない人間に育てるために叱るのだ。
それが教師のそして親の仕事なのである。
親や教師は,子どもの未来を創るために,叱らねばならないのだ。
 
ぼくは教育は「卒業」を意識して行うべきものだと思っている。
卒業とは、もうその学校で教えるべきことはない、学ぶことはない状態にすること。
だから、進学なり就職なり次のステップに移っていくことができる。
 
小学校の卒業とは、もう小学校で習うことはほぼマスターした、中学に進学しても大丈夫な状態に子どもたちを育て上げることだ。
宿題はきちんとやる、家でも一定時間勉強する、忘れ物をしない。
これらは小学校で身に付けるべきものだし、小学生の時代に身に付けるのが適当である事項だと思う。
中学、高校になってから身につけようとしても、非常に困難を伴うもの。
もしかすると、一生その子は身に付けることができず、その子の人生の幅を狭くしてしまう恐れのあるものだと、ぼくは思う。
 
これは家庭教育でも同じ。
子どもがきちんと家から巣立って自立していくことを目指す。
家からも卒業していくことを願わねば,家庭教育も成り立たないと思うのだ。
 
教師,親にはそういう「子どもたちの未来への畏れ」がなければならないと思うのである。

2014年3月2日日曜日

一つ一つ卒業していく

単身赴任中のぼくに、晶ちゃんからメールが届く。

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よっちゃん、おはよー!

こちらも小雨模様です。
昨日は読み聞かせには参加せず、幼稚園の卒園コンサートに行ってきました。

おとといの個人面談では、はっちゃんは計算も早くなってきたし、考えることが楽しくなってきたようなので、このまま伸ばしていってあげてくださいとのこと。
とんたんは、まだまだ文章の読解が弱いので、テストの問題の意味がわからないとのこと。。。
音読をどんどんさせてあげるようにとのこと。

昨日、はっちゃんの社会と理科の学年末テストが返ってきたのですが、社会が99点、理科が98点という、素晴らしい結果でした。
落ち着いて学習に取り組んでいる様子が伝わってきます。
先生方のご指導もきめ細やかでありがたいですね。
理科と社会を3年生から専科で見てもらえるのは本当にありがたいですね。
興味・関心を持たせる手立てがしっかりできますもんね。

届いた日本の歴史まんがにも興味津々。
さっそく、はっちゃんは読み始めています。

吸収力のある時期に歴史物に興味を持てたら、強いですね!
私も一緒に勉強していきます。
戦国時代とか、私、さっぱり興味なかったから。子どもと一緒に学べるって楽しいですね!

それでは、今週もあと少し!がんばりましょう!
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素晴らしい!
学校の役割はいろいろあるでしょうが、一番はやっぱり学習指導ですよね。
その学年なりの学力をきちんと身につけさせること。
それ抜きに、人間性がどうの、生きる力がどうのと言っても仕方ありませんよ。
特に小学校ほど,学力は大切。
小学校の基礎的学力は、人間性にも,大人になってからの生きる力にも直結していると思います。

個人面談では、学年末の学力テストの結果も渡されました。
 
このテストは学習指導要領に準拠した基本的問題ですが、その学年に見合った学力が身についているかどうか、学校でちゃんと確認してくれてとてもありがたい。 はっちゃんは素晴らしい出来でした。 それにしても算数の学年平均が94点とはすごいですよねー。 ぼくが進学塾の講師をしていたときに、いわゆるトップ校の入学試験問題を研究したこともあります。 トップ校ほど良問なんですよ。 良問とは,基礎基本ができていれば,ロジックだけで解ける。 反対に悪問とは、突飛で重箱の隅みたいな問題。 2流校の入試問題には悪問も多く、それはつまり先生の実力の現れなんだろうと思ったもんです。
早生まれのとんたんも、まずまずついて行っているようです。 ほぼ学年平均ですが、全国との比較では真ん中より上位のようです。
1年生の段階で早生まれの子なら十分ですよ。
学校に感謝ですね。
徐々に鍛えていって、6年生でトップクラスになればいいですね! 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
購入した歴史マンガはこれ。
日本史学習マンガの中では,このシリーズが読みやすい。
はっちゃんには歴史にも興味を持ってもらいたいのと、ある程度通史が頭に入っている方が勉強は楽しくなると思って。
ぼくも歴史(というより社会科系)は子どもの頃あまり勉強しなかったので、子どもと一緒に読もうと思います。
購入後3日間で、全7巻のうち、はっちゃんすでに4巻読破! 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
辞書引きの宿題も出してくれています。
土日もやるように、量も適度。
辞書を引いて,言葉の意味を書き写すだけの単純な作業ですが、それがいい。
一定の努力ができれば誰でもできる課題。
小学校中学年には最適な宿題です。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
とんたん(小1)は2年生の漢字に取り組んでいます。
漢字学習は2年生が一つの山場です。
字数も増え、字形も難しくなります。
でも、それに取り組むことにより、手の微細な筋肉が鍛錬されるのです。
筋肉の鍛錬=脳の鍛錬でもあるわけですから、しっかりやらせます。


家では,学校の宿題をこなすのは当然ですが、読み書き計算については先へ先へと進めています。
そのために、漢字検定や算数検定を指標にしています。
はっちゃんは,漢字検定6級(5年生レベル)の勉強に取りかかっています。
4/20には算数検定8級(4年生レベル)にも挑戦です。 
 
 
 
学校を楽しくするコツは、授業が面白いと思うことです。
授業についていけない子は、ほぼ読み書き計算に難があるだけなんです。
授業の中で、授業内容とともに読み書き計算まで習得させるのは,非常に無理があります。
学校の授業での子どもの負担を軽くするために,家で読み書き計算の練習をしておくのがよいのです。
そうすれば子どもは学校の授業に集中でき,楽しむことができるのです。

こうやって、一つ一つ、確実かつ着実に身につけていく。
そうして卒業していくのです。
卒業とは、「もうここでの勉強はマスターしちゃったから次の段階に行きなさい」ってことですから。