2014年1月26日日曜日

今週末、漢字検定です

はっちゃんもとんたんも、今漢字検定の勉強をがんばっています。
二人が通う学校は、漢字検定にとても力を入れていて、卒業までに全員5級(6年生修了レベル)まで合格させます。
漢字の習得は、漢字を覚えるだけではなく語彙力にも直結します。
語彙力があれば、難しい文章も読みこなすことができますし、表現力豊かな説得力のある文章を書けるようにもなる。
小学校で習う漢字を十分読み書きできずに中学に進学してしまうと、中学で習う勉強すべてに支障が出てしまいます。
国語だけじゃなく、数学、理科、社会などの教科書を読んで理解できなくなってしまうからです。
中学校で勉強が嫌いになる原因は、ほぼ小学校レベルの漢字の読み書きに支障があるからだと言っていい。
だから、小学校での漢字勉強はとても大事なものだとぼくも思っています。

今回、はっちゃん(小3)は7級(小4修了レベル)に挑戦、とんたんは10級(小1修了レベル)に挑戦します。
とんたんは、90点以上取れるくらいに仕上がっています。
でも文字が雑。
今日は「先生が読みやすい文字を書くように」厳しく言いました。
出るところ、出てはいけないところをはっきりと丁寧に書く。
消しゴムで消すときは、前に書いたものが残らないようにきれいに消す。
とにかく丁寧さを徹底する。
ちゃんと覚えている、分かっているのに、文字が雑なためにそれが採点の先生に伝わらず、×を付けられる。
それはもったいない。
だから、文字を読む人にきちんと「正しく書けていますよ。○してくださいね」と伝える、伝わるように書く。
漢字検定は,そんなことを子どもに伝えるためにもよい機会です。

はっちゃんは、ようやく70点合格ラインを超えたかな、という感じ。
やはり小学4年生の漢字は難しいです。
5年、6年より難しい
漢字自体は覚えていても、語彙が足らないために正答できない。
漢字と漢字との組み合わせによる「漢語」がたくさん出てきます。
漢語は抽象語ですから、人生経験も読書量もまだ不十分な9歳の子どもには,かなりハードルが高いのです。
逆に言えば、小学4年生の漢字を習得すれば、語彙力もそうとう身につくということです。
あと1週間で80点越えを目指します。

漢字検定もそうですが、小学校レベルのテストでは、100点じゃなくてもいいけど80点は取らせたいです。
できれば90点欲しい。
合格ギリギリレベルではダメなんです。
だって、合格することが目標ではなく、先に進んだときに障壁を作らないことが重要だから。
進級、進学したときに、そこでの勉強に困らないようにするために、今の勉強をしっかりさせておく。
極力穴埋めしておく。
穴が多いと、あとあと壁も高くなってしまうからです。

親として我が子に直接的に勉強を教えるのは10歳まで、と決めています。
11歳になったら自分で勉強する。
はっちゃんも11歳までの残された期間は1年半くらいになっちゃいました。
漢字検定の勉強を教えつつ、勉強のやり方も教えています。
問題集は大問1問解いたら,解答集を見て自己採点する。
分からなかった漢字、間違えた漢字は,その場で3回書いて覚える。
間違えた問題は問題集に丸印を付けておく。
翌日、丸印を付けた問題だけを解く。
また間違えたら3回書く。
合っていたら丸印に×印を付ける。
そうやって丸印をなくしていく。

あと1週間、無理のない範囲で努力させていきたいと思います。
がんばれー!
 
 
写真;お母さんのお誕生日、お小遣いを出し合ってお花をプレゼント! 

2014年1月24日金曜日

守るものがあるからいい仕事が出来る

冷凍2種保安責任者国家試験の発表があった.
2名が受験した我がスタッフ,2名とも合格!

やー,おめでとう.
これでミドルエンジニアへの門が開いた.
高専卒レベルの試験だからね.
誇りを持ってほしい.
少し長い目で見れば,収入も2割は上がるはずだ.
すなわち,君たちの価値も2割上がったということだ.
よかった,おめでとう.

お祝いに焼肉食べ放題に連れて行きたいところだが,一人は食が細く,もう一人は超デブなので,飯をおごるのはやめておいて,図書券をプレゼントしよう.
引き続き,勉強を続けるように.
この仕事,勉強した者勝ちだからね.

合格はあくまで「入り口に立った」「門が開いた」にすぎない.
勘違いしないように.
資格試験で得た知識をコアにして,経験を積み重ねるように.
技術は「雪だるま」のようなものなのだ.
最初にしっかりとした硬いコアを作っておけば,転がすだけでどんどんと雪だるまは大きくなっていく.
コアなしに,あるいはあゆるゆるのコアだと,いくら転がしても雪球は大きくならないし,大きくなってもすぐ壊れたり,いびつな形になってしまう.

入り口,門にすぎないかもしれないが,でも合格することは重要なのだ.
だって誰の目から見ても,合格は合格.
合格出来るだけの人材だとはっきりわかるからだ.
自分がいくら仕事ができる,技術のある人材だと思っていたとしても,また実際そのとおりだとしても,世間はなかなか認めてはくれない.
実力があるならなんで資格くらい持ってないのよ?と思うのである.
だから資格という「看板」は,自分の実力を周りに認めさせるためにも必要なんだ.

脳科学者の澤口俊之さんはこんなことを言っている.


 成功は社会の中での成功であって,社会から離れた成功はありえません.
 作家や芸術家のような「孤独な仕事」であっても,やはり,社会から離れて成功
 はできません.
 多くの人に認められ,社会から求められるようにならなければ,
 仕事は報酬に結びつきません.
 社会的に意味のない仕事では,経済的に貧窮して
 しまいます.(『夢をかなえる脳』87p)

ぼくはぼくのスタッフたちに少しでも良い給料を払ってやりたい.
良い給料を取れるようになってもらいたい.
そして嫁さんをもらって,楽しい家庭を築いてもらいたいのだ.

これまでぼくが生きてきて,いろんな夫婦を観察してきた.
ハッピーな夫婦もいれば,アンハッピーに終わってしまう夫婦もいた.
アンハッピーな夫婦はなぜハッピーになれなかったのか.
ぼくの観察によると「亭主の稼ぎが悪い」につきる.
夫婦げんかの原因のほとんどは,カネがないことである.
カネはたくさんはいらないが,少し余裕があるくらいはないと,人間はハッピーになれないのだ.

だから,少しでも稼げるような人材になってもらいたい.
周りから認められる人材になってもらいたい.
少なくとも嫁さんから「稼ぎもないのに偉そうにすんな!」と言われないようにしなくちゃ.
ある程度稼げるから,オトコは自信を持ち,誇りを持てるものなのだから.

ぼくは,ぼくのスタッフにクズはいない,と思っている.
教師だった時も,オレの教え子にバカはいない,と思っていた.
だから,しっかり勉強させた.
今もそうしているわけだ.

なぜなら,自信を持った,誇りを持った人間は,無謀なことをしなくなるからだ.
自分が大事,家族が大事と思える人間は,決して無謀なことはしない.
守るべきものがあるからだ.
守るべきもののない人間ほど恐ろしいものはない.
何やるかわからないからだ.
大胆と無謀は違うのである.

実を言えば,自身を持つ,誇りを持つ人間は「小心」なのである.
「細心」と言ったほうがいいかな.
失敗しないように,うまくいくように,前提を整え,段取りを組み,着実に実行していく.
結果的に大きな成果を得られる.

だから,スタッフたちに勉強を教えるのは,リーダーの重要な役割だと思っている.
それがいい仕事につながるからだ.
安全,安定な仕事は,勉強することなしに実現できない.
自信と誇り,守るべきものを持つ人間だけが,いい仕事ができるのだと信じている.

しかし考えてみれば,これだけ丁寧に教えて合格したんだから,おれの方がお礼をもらってしかるべきかも.
まーいいや.教師とはそういうものだ.

2014年1月13日月曜日

そろそろ潮時かも

お正月明け、大風邪をひいてしまいました。
神戸のアパートでは寒くて震えが来て,ほとんど眠れず、持病のアトピーの症状がドバーッと出てしまいました。 なんとかかんとか予定していた仕事をこなし、家に帰りましたが,この3連休はずっと寝込んでいました。 家で寝込めるのはありがたく、久しぶりに熟睡しました。 夜はぼくの布団に子どもたちも潜り込んできたりするのも幸せな気分。 はっちゃんが言います。 「お父さんの会社、つぶれないの?」 「いい会社だからつぶれないと思うよ。どうして?」 「つぶれちゃえば、お父さんも家に帰ってこられるのに」 泣けます。 単身赴任で3年間がんばってきました。 晶ちゃんも子どもたちもがんばってきました。 そろそろ潮時なのかもしれません。 転勤希望、出そうかなーと思っているところです。

2014年1月5日日曜日

寒中お見舞い申し上げます

寒中お見舞い申し上げます。
妻の父が昨年3月に他界しましたので、新年のご挨拶を控えさせていただきました。
 
平成25年、神戸単身赴任も3年目。
毎晩狭~いアパートでひとり寂しく眠り、週末は深夜バスで東京往復の1年でした。
糖質制限食での体重10kg減はほぼ維持、しかし一人鍋には飽きてしまい、神戸B級グルメを満喫しました。
ビオチンサプリでの持病のアトピーも一進一退ですが、徐々に克服しつつあります。
週に1度の焼肉食べ放題は欠かさず、アグレッシブな肉食おじさんを続けています。
まずまず健康で過ごせたことは幸いでした。
 
長男溌貴も小学3年生。
算数検定9級合格、漢字検定8級にも合格とがんばっています。
偏食も少なくなり,よく食べ少々ぽっちゃり君になりました。
学校では器械体操部と合唱同好会に参加し、楽しくがんばっています。
 
次男峻貴は1年生、よい学校、よい先生に恵まれ、すくすく成長し、現在体重43kg!
学校では水泳に熱中。
かなり泳げるようになりました。
早生まれで勉強は少々遅れ気味でしたが、毎日の宿題、日記に取り組み、算数検定12級にも合格しました。
 
妻晶子はボーイスカウト育成会長、ママさんコーラスなどで活躍。家族も病気もせず元気にがんばりました。
ぼくも安心して単身赴任先での仕事をバリバリこなすことができました。
 
ぼくも仕事での成果を学会などでじゃんじゃん発表。
コージェネ大賞、空調学会賞、電気設備学会賞を受賞するなど努力が実った年でもありました。
冷凍技士試験にも合格し、よく学びもしましたね。
技術者向けの講演会、子ども向けのサイエンスカフェの講師もたくさんやらせてもらいました。
 
単身赴任もそろそろ終了したいところですが、次のエクサ級スパコンの開発も理研計算機構で行うことが決まり、定年までの残りの期間をこのプロジェクトに捧げようかなーという気にもなっています。
人生どうなるかわかりません。
時々で精一杯やっていきたいと思います。