2012年9月1日土曜日

地震が起こると歴史も動く

こんにちは
8/22-23は電気設備学会全国大会に参加しました。名古屋大学です。もちろんぼくも発表しましたよ。
面白かったのは、名大減災連携研究センター教授福和伸夫さんの講演。
http://www.sharaku.nuac.nagoya-u.ac.jp/
福田さんは政府中央防災会議の委員でもある。
8/29に政府が公表した南海トラフ巨大地震の話をからめた講演でした
http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_nankaitrough/index.html
何より面白かったのは、日本の歴史は地震災害と連動している、ということ。

たとえば、江戸時代末期には巨大地震が頻繁に起こりました。
1854に安政東海地震、南海地震が起きました。この連日の巨大地震で太平洋岸の諸藩、多くは江戸幕府親藩、譜代大名の藩は大きな被害をうけました。
ところが、薩摩、長州藩はほぼ無被害だったそうです。
これが江戸幕府衰退、1868大政奉還への下地になったのだそう。

太平洋末期にも1944に東南海地震、1945に三河地震が起こり、これにより軍需工場の多くが壊れ、それが敗戦へとつながったと言えるのだそうです。
原爆投下される頃には、日本にはもうほとんど兵器を作れるような状況ではなかったんだそうです。

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