我がスパコン「京」がまたも世界一を取りました!
今度はグラフ500でのランキングです。
http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140624_1/
大規模グラフ解析の性能は、大規模かつ複雑なデータ処理が求められるビッグデータの解析において重要となるもので、今回のランキング結果は、「京」がビッグデータ解析に関する高い能力を有することを実証するものだそうです。
ますます「使える」スパコンであることが実証されましたね-。
しかもこれは「京」の8割程度を使っての性能です。
まだまだ伸びる可能性を持っています。
一般的なスパコンランキングであるTOP500では世界4位をキープ。
http://www.top500.org/lists/2014/06/
開発に1000億円、運用にも毎年何十億円もかかってるのに、4位かよーって言う人もいますが、違うんですよ。
スパコンは「使えてナンボ」のものだからね。
実際の科学技術計算で効率的に使えることと、長い時間使えることが大切。
TOP500はリンパックという問題で競われています。
リンパックは、密行列連立一次方程式を解く問題です。
密行列とは、行列の各要素に全部数字が入っているもの。
でも実際の科学技術計算で、密行列の問題はほとんどまったくないのです。
つまり、リンパック=TOP500は実用性よりハードウェアの性能を確認するためだけの指標と言ってもいい。
実用のための指標はTOP500ではないのです。
これまでのスパコン性能指標ではハードウェアの性能が第一でした。
だからリンパックで競っていたわけです。
行列の各要素にゼロがたくさん含まれているものを粗行列と言います。
実際の科学技術計算では粗行列問題ばっかりなのです。
そこで、リンパックの生みの親ドンガラ博士は「HPCG」というベンチマークテストを考案しました。
これは粗行列の問題を解くスピードで競われます。
今年初めて「HPCG」のランキングが発表されました。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140626/567041/
ここでも「京」は2位、しかも1位に肉薄する性能を発揮できました。
1位はTOP500でも1位の中国の天河2号。
TOP500では天河2号は「京」の3倍以上の性能ですが、「HPCG」ではほぼ同等なんです。
グラフ500でも「HPCG」でも、ハードウェアの性能とともにソフトウェアの出来不出来が大きく効いています。
コンピュータは,ハード+ソフトで動いています。
ハードウェアが<固すぎる>とソフトウェアでの性能向上がしにくい。
その意味で「京」は 柔軟なマシンだと言えると思います。
以上のことから、「京」はまだ全然陳腐化していないと言えます。
まだ数年は世界のトップマシンとして活躍できる状況にあるでしょう。
「京」は壊れにくくめったに止まらないマシンでもあります。
壊れないから長時間使える、止まらないから安心して使えるのです。
その安定運用は神戸の設備スタッフが支えてくれています。
ありがたいことだと思っています。
2014年7月2日水曜日
2014年7月1日火曜日
なぜ勉強するのか、それは好きなことをとことんやるためさ!
なかなかの高得点です!
偏差値も60を超えました-。
これなら塾に通わなくても家庭学習だけで大丈夫そうですね。
すでに塾に通っている子も多いですし、塾では対策授業もやったそうです。
平均点くらいは取れるだろうとは思っていましたが、期待以上の出来。
やはり基礎基本は大切なんです。
休日の時間に余裕があるときに、できなかった問題のうち正答率30%以上のものを復習しておきたいと思います。
偏差値=100-正答率、という経験則があります。
正答率30%の問題までマスターできれば、偏差値は70になるってことです。
難問奇問までデキル必要はないのです。
できてもいいんだけど、無理してまで勉強することはない。
でも正答率の高い問題、多くの子ができる問題は、できるようにしておくのがいいのです。
算数は問題量が多く、最後の立体図形の問題まで到達できなかったようです。
計算など基礎的な技能は完璧ですね。
これから応用力=思考力を鍛えていけばいいでしょう。
四谷大塚の模擬テストの正答率表を見る限り、それほど突飛な奇問は出題されていないことが分かります。
算数の最後の立体図形の正答率が低いのは、多くの子が時間切れでそこまで到達できなかったから。
要するに、基礎基本を穴なく勉強することと、スピードが大切ということです。
誰もが解ける問題はチャチャっとやっつけて、考える時間をたっぷり確保するの重要。
それって人生ずっと必要な技能だね。
国語はどの分野もまんべんなくできています。
物語文が弱いようですが、男の子ですからねー。
理科社会は家庭学習ゼロ、学校の授業だけという状態ですが、善戦したと思います。
まだまだ知識不足かな。
まあ、理科社会は、算数国語がしっかりしていれば、あっという間に詰め込めますから、焦らなくていいでしょう。
休日にあちこち行ったり、理科、社会の読書も徐々にですかね。
まだそういう時期だと思います。
夏休みも塾には行かず、博物館など体験型でのんびり行きたいと思います。
その方が後々の理科社会のためにはいいと思います。
今回の模試で分かったのは、日々の積み重ね,それも低学年からの積み重ねが結果に効いてくるということ.
日々一定の努力は,才能,素質を凌駕する!
偏差値70は上位2%程度.このくらいを目指したいですね.
大人になって,最終的にはトップ1%に入って欲しいな.
おれも100人に一人の逸材だと自分で思ってますからー.
偏差値、順位が重要なのではありません。
このくらいの偏差値になるくらい勉強すると、小学校の勉強を「穴なく」修得できる、ということです。
子どもには、好きなことをとことんやれる時間の確保が重要です。
勉強よりプライオリティが高い。
集中力を付け,やるべきことをチャチャっと短時間で片付け,何の気兼ねなく好きなことに没頭する.そういう人間におれもなりたいし、我が子たちも育てていきたいのです.
だから、「何のために勉強するのか?」と言えば、「より自由を得るため」だと思うのです。
所詮、学校で習う勉強も受験のための勉強も「やらされる勉強」に過ぎません。
やらされる勉強では100人にひとり、千人にひとりの逸材にはなれません。
「やらされる勉強」でなれるのは、せいぜい偏差値70=百人で2番目なんです。
自らやる勉強、好きな勉強でしか,トップにはなれないと思うのです。
トップになるためには,好きなことに熱中することが必要です。
何かに熱中するためには時間と心と体力に余裕がないと。
その余裕を生み出すために「やらされる勉強」は合理的に修得した方がいいのです。
だから「やらされる勉強」に全精力を使ってはいけない。
自分の時間の全てを「やらされる勉強」に投入してはいけないのです。
つまり逆に言えば、「やらされる勉強」ではぜいぜい偏差値70くらいまでで十分なのです。
ちゃちゃちゃっと合理的にこなして、暇な時間を作るのです。
でも「やらされる勉強」はしっかりとやるべきです。
その方が自由度が上がります。
大人になっても、基礎基本が身についていない人ほど不自由です。
やらされる仕事にばかり時間を取られ、好きな仕事をやることができない。
そうなると「凡人」で終わってしまいます。
偏差値70程度の学力があれば、たいていの学校に合格することができます。
いや不合格になることもあるでしょう。
でもそれは運にすぎません。
そのくらいの基礎学力があれば、どの学校に行っても大差ありません。
入学後もしっかり学び続ければ、好きなことに熱中できれば未来は拓くのだと思います。。
どんな学校でもトップクラスの生徒はすばらしいです。
逆に、たとえ一流校であっても最下位層の生徒はクズ。
難関を越えて入学したのにクズになってしまうのです。
その違いは、入学後も学び続けるかどうかで生まれる。
熱中できるものを見つけ、とことんやれたかどうかなんです。
2014年6月22日日曜日
2014年6月15日日曜日
思考力の鍛え方
今月末に「算数思考力検定」を受検します。
http://www.shikouryoku.jp/
はっちゃんは8級(小4修了レベル)、とんたんは10級(小1修了レベル)に挑戦です。
こちらは算数検定と違い、パズル的な問題、論理的な問題が中心。
「考え方の幅」を広げます。
先月末から、休日に対策勉強をしています。
先月末から、休日に対策勉強をしています。
この検定は、学校で放課後に受検させてもらえるので、ありがたい。
思考する、考えるためには「技」が欠かせません。
四則計算は縦横にでき、表を書いたり、グラフを描いたりできる。
あるいは、チマチマと試行錯誤をくり返す。
それらの「技」をどこにどう使うかってことです。
「技」を覚え、「技」を磨き、「技」を使う場面を用意する。
そのための「思考力検定」だと思っています。
読み書き計算など基礎基本は大切ですが、それだけじゃつまりません。
自分の応用力を試すチャンスも必要だと思います。
そうじゃないと未来への展望が広がりませんからね。
よく「まだそれ習ってません!」という生徒がいますよね。
大人でも時々いたりしますけどね。
習ってないとできないのか、できなくて当然なのかって話です。
習ってなくてもやってみるってことが「応用力」でしょ。
習ってないからできません、ということは、私は応用力のない人間ですって言っているに等しい。
アホですね。
そういう人間に育てちゃいけませんよ。
誰もが面倒なことは嫌いです。
できれば面倒なことはやりたくない。
それはごく当たり前の感情です。
でも世の中、面倒なことだらけなわけです。
特に大人になれば、面倒なことが次々にやってきます。
それら面倒を避けることはできないんですよ、社会人は。
面倒なことをいつまでも面倒がってやらないか、なんとか面倒度を減らす工夫をしてこなすか、それがデキナイ人とデキル人との違いです。
つまり、デキル人は面倒なことを面倒じゃないことになるべく変換してやり抜けるわけです。
面倒度を減らすには「技術」が要ります。
デキル人は常に技術を探し、身につけようとしています。
すなわち「勉強」しているのです。
デキナイ人ほど、人に聞かず、本も読まない。
学ばない、身につけない、変わらないのです。
学校の先生でも、デキル先生は生徒に「技術」を伝授しています。
そして身につけた技術を「使う」場面も必ず用意しています。
基礎と応用のバランスがいいんです。
だから生徒も伸びるのです。
いくら基礎が大事だからって、百ます計算ばっかりやらされたんじゃ、子どもも飽き飽きしちゃいます。
逆に、基礎もしっかり教えられずに、応用力ばかり、思考力ばかり求められても、何やっていいのか子どもは戸惑ってしまいます。
さてさて、算数、数学の問題って、子どもにとって面倒なことの最たるものでしょう。
そこから逃げずにきちんと学べるかどうか。
それが大人になってから効いてくると思うんです。
難問も技術があれば意外と簡単に解けるようになります。
文章にまとめてみる、箇条書きにしてみる、図にしてみる、式を立ててみる、表を作ってみる、グラフを描いてみる。
これらの技術があるから、考えも多面的になり、深くなるのです。
だから算数、数学を学び、難問に取り組んでみる意義は、面倒度を下げる訓練なのだと思うわけ。
そういう訓練の場を時々作ってやる。
そういう修羅場にたまにぶち込んでやる。
そうやって応用力、思考力を磨いてもらおうという算段です。
2014年6月8日日曜日
好きなことをとことんやるために
子供に「何で勉強するの?」と聞かれたら、どう答えますか?
そんな質問を子どもから突きつけられることがあるそうです。
幸い、我が子たちは今のところそんなくだらない質問はしてきません。
普段から「子どもの大切な仕事は勉強だ」と言い続けているからね。
それに従って日々の学習を淡々とやっていますから。
結果的に、勉強が「できる」ようになっていますし、それがはっきり分かるように漢字検定や算数検定にも取り組んでいます。
たぶん、きちんと勉強ができるようにしてあげれば,子どもはこんなアホな質問はしないと思うのです。
「なんで勉強するの?」の本意は「もっと勉強ができるようになりたい」なんだと思います。
先週末、はっちゃんに四谷大塚全国統一テスト(無料!)に初参戦させて」みました。
通塾組にどれだけ対抗できるか、家庭学習だけでもどのくらい学習効率が出ているのか、確かめてみようと思って。
このテスト、難易度の高い問題も含まれており、とにかく問題量が多い。
極力、差が出るように、正規分布するように問題が作られているからです。
すなわち、100点を取らせないように作られています。
そこが、学校のテストや漢検、数検と違います。
なのではっちゃんには「半分くらいできれば十分。最後まで時間内にやり終えたらグレート!」と言って送り出しました。
4科目3時間強の4年生にしては長丁場な試験です。
かなりの時間、集中してテストに取り組む練習もたまには必要です。
で、国語と理科は最後までやり終えたとか。
算数は2問分からなかったそうで、そこで時間がかかって最後までいかなかった。
社会も学校で習っていないことは分からなかったそう。
あたりまえですね。
総じてなかなかの出来だったと思います。よくやった。
結果が楽しみです。
我が家の近所の会場だったので、幼稚園の同級生などにも再会できたのも楽しかったそうです。
はっちゃんがテスト中、塾の先生の説明を1時間ほど聞きました。
SAPIXという塾が伸びたのは、小学生の基本的内容を5年生1月までに終えてしまうカリキュラムにしたからだそうで、それに倣って大手塾は皆近年、先取りカリキュラムを採用しているとか。
中学校でも高校でも大学でも社会でも、今は「自分で考えられる子」を求められており、そのために必要な基礎的なこと、ドリルだとか習熟だとかを学校や塾で教えている余裕がない。
基礎的なことは家で自分でやれる子になっていないと、塾でも学校でも厳しい時代なのだそうです。
だから塾に通わせましょう、ってことなんでしょうが、それは「ほんの少し(小5の段階で1年程度)の先取り学習」に過ぎませんから、家庭学習だけでも十分対応できますね。
我が家でやっていることに間違いはないようです。
ところでこのテスト、差をつけるために今の段階で解ける必要のない問題も含まれています。
復習、対策する場合は、それを峻別することが大事です。
全問できるようにならなくてもいいんです。
今現在の段階で、できるようにならなくちゃいけない問題だけ、対策すればよい。
できなくてもいい難問、奇問を無理してやると、反ってバカになりますからね。
今の段階でできるようにならなくちゃいけない問題を峻別するコツは、正答率です。
こういう大手塾のテストは、返却されるときに問題別に正答率も記載されています。
正答率が数%の問題は、難問奇問の類いだと思って無視していいのです。
逆に正答率が50%を超える問題は、今の時点での常識問題。
これができていなかったとしたら、基礎学力も危ういということです。
だからきちんと穴を埋めておく必要があります。
正答率を目安にして、正答率40%くらいまでの問題を復習しておけば十分でしょう。
理科、社会科については復習、対策は直接的に必要ないと思います。
できなかった問題は、多分に経験不足。
理科、社会は実体験なしに勉強すると、ただの暗記科目になってしまいます。
暗記だけで勉強しても、面白くありませんし、本物の実力にもつながりません。
だから、できなかった問題に関する実体験や実験を休日や夏休みに計画したり、関連する本を読ませたりする。
そういうある意味気楽で楽しい対策の方が大切でしょうね。
こう書くと、我が家では子どもたちに勉強ばっかりやらせているように思われちゃうかも。
でも違いますよ。
勉強時間は、学年×20分間だけです。
小4のはっちゃんは毎日80分、小2のとんたんは40分です。
朝登校前と下校後に分けて、宿題も含めてこの時間やらせています。
もちろん休日もやります。
合わせて毎日、お手伝いもやらせています。
子どもがビデオゲームなどやる時間を制限している家庭が多いですね。
1日30分まで、とかね。
でも我が家は無制限です。
好きなだけやりなさい、って。
やるべきこと、日々の勉強やお手伝い、お風呂、食事、睡眠などをきちんとやれば、あとは自由。
ゲーム時間を制限している家庭は、たぶんこのやるべきことをやらせていないんだと思います。
やるべき事を子どもがやらないから、ゲームばっかり子どもがやってると親はイライラしちゃうんです。
それで、じゃあゲーム時間を制限すべきだ、と考えてしまう。
ちょっと待ってください。
ゲーム時間を制限すれば、子どもはやるべきことをやるようになりますか?
たぶんやらないでしょう。
ダラダラ過ごす時間が増えるだけでしょう。
足らないのは、子どもがやるべき事を具体的に示すこと、だからです。
これとこれは必ずやれ、と示してやらないと、子どもは何をやるべきか分かりませんよ。
日々の勉強やお手伝い、お風呂、食事、睡眠など、親が子どもにやらせたいことをきちんと伝える。
やる内容とともに、やる時間、始める時刻も示す。
やることさえやってしまえば、親の方もそれ以上つべこべ言う必要がなくなるはずです。
子どもがずーっとゲームをやっていたとしても、心安らかにそれを眺めることができる。
子どもの方も、親から叱られることがなくなりますから、遊びに没頭できます。
叱られるんじゃないかってビクビクしながらじゃ、没頭できませんよね。
子ども時代に身につけたい最も重要な能力は、集中力だと思います。
集中力を身につけるには、何かに没頭できなければなりません。
好きなこととことん、です。
好きなことに没頭できる条件を整える。
そのために、やるべき事を明快に示し、それをきちんとやらせる。
それさえやれば、あとは自由にする。
我が家ではそういう教育方針にしているのです。
2014年5月25日日曜日
プロジェクト管理を教えたい
子どもたちには年に3~4回位は検定を受検させようと思っています。 まずは漢字検定と算数検定を主軸にして行きます。 学年が上がるにつれ、基礎力が身につくにつれ、勉強スピードも上がっていくはずです。 余裕ができたら英検など他の検定試験にも挑戦させたいと思っています。 どんな試験でも3~4ヶ月の準備期間が必要です。 目標を定め、ゴールを見据えて勉強スケジュールを決める。 何をどれだけいつまでにやれば、合格に届くのか。 それが分からずに闇雲にやってもうまくいきませんし、合格もできません。 ぼくも転勤して1ヶ月が経ち、時間の配分が見えてきました。 今年は精神的にも時間的にも余裕がありそうなので、「技術士2次試験(衛生工学部門)」と「第1種電気主任技術者1次試験」のダブル合格を目指すことにします。 やるべき事をリストアップし、全体量を把握する。 それを余裕を見込みつつ試験日までの日数で割り、日々こなすべき量を決める。 あとはそれを着実にこなすだけです。 土日は勉強スケジュールを入れず、バッファとしておくといいですね。 週末、その週の勉強量をこなせたかどうかチェックする。 こなせてなかったら土曜日、あるいは土日を使って追いつける。 こなせていたならゆっくり休む。 休日の家族との時間も大切です。 週末ゆっくり休むために、平日をしっかりやる習慣もこれで身につきます。 つまり、試験勉強は「プロジェクト管理」なのです。 段取りを組み、淡々とこなす。 成り行きで勉強していては、合格することはできません。 成り行きでやっているから、土壇場であたふたするのです。 一夜漬けしてしまうのです。 中高の定期試験(中間試験、期末試験)の勉強量はさほどでもないので、地頭のよい生徒なら一夜漬けが効いてしまいます。 集中学習で乗り切ることもできちゃいます。 だがしかし、入学試験や資格試験に必要な勉強量は半端ではないので、集中学習では絶対に無理です。 やはり日々コツコツやらないとね。 これを学習心理学用語で「分散学習」といいます。 学校の定期試験は集中学習でも乗り切ることもできちゃうのですが、集中学習で勉強した内容は忘れやすいのです。 すなわち、歩留まりが悪いのです。 分散学習したものは忘れにくいということは、学習心理学の研究で分かっていることです。 定期試験の点数だけ取ればよいなら一夜漬けもよいのですが、それを入試へ結びつける、あるいは社会に出ても活用するつもりなら効率が悪い。 分散学習でコツコツ勉強した方が、断然有利なのです。 まあ、時に一夜漬けするのも、一夜漬けで突破することも大事な経験ですけどね-。 もちろんスケジュールには「復習」の時間も織り込みます。 人間は忘れる動物です。 脳はすぐ忘れるようにできているのです。 一度勉強して分かった気になっても、復習しなければほとんどのことは忘却。 分散学習が有利なのは、きちんと復習を組み込むことができるからです。 だから忘れないのです。 復習は最低4回はやる。 1日後、3日後、1週間後、試験前です。 4回やれば、ほぼ完璧に身につきます。 試験だけじゃなく、その後の人生にも役に立てられるのです。 資格試験も入学試験も「プロジェクト管理」の訓練になります。 だから経験した方がよいと思っています。 適切に継続した努力をし、しっかりと「結果」を出すまでやるべきです。 逆に言えば、しっかりとした受験の経験のない人はプロジェクト管理の技術が身についておらず、段取りも悪いのです。 社会人としての仕事力もありません。
かく言うぼくは、中高の定期試験は一夜漬けだったし、大学入試も行きたい学校で選んだと言うより、入れる学校で選んでしまいました。 行きたい学校、学部より、その時点での自分の学力レベルで受験する学校を選ぶことを「成り行き受験」と言います。 ぼくも段取りを組んで大学入試を経験したわけではないのです。 きちんとした受験経験は、社会人になってからの資格試験から。 受験はプロジェクトであると言うことも知りませんでしたし、誰も教えてくれませんでした。 知っていればもうちょっと正しい努力ができたのにって思ったりもして、ちょっと残念。 と、偉そうに言っちゃったので、おれも結果を出さなくちゃー。
算数検定合格!
4/20に我が子たちが受験した算数検定合格証が届きました! はっちゃん、とんたん、ふたりとも合格です! やったねー。
ゴキゲンでいるためにはコツがあります。 正しく努力して結果を出すこと。 具体的な成果を出し、そこへ向かっての努力の過程を経験すること。 それが自信のタネになります。
同時に採点票が届きましたが、二人とも間違いは2問だけ。 よって、はっちゃん28問/30問=93点、とんたん18問/20問=90点です。 これなら先へ進んでも大丈夫ですね。 11月の検定で、はっちゃんは7級(小5レベル)、とんたんは10級(小2レベル)に挑戦です。 算数検定は教科書レベルの基本的な問題が出題されるので、基礎を固めるのに最適です。 基礎的なことをちょっと先取りして勉強することで、今身につけるべき応用力が身につきます。 応用力ってそれ自体単独で存在しているわけじゃないのです。 応用力とは、いつどこでどんなふうに基礎を適用するか、その分析力と判断力なんですから。 基礎基本抜きに、応用力なんか身につくわけはないのです。 もちろん、今回のテストで間違ったところは週末にパッチを打っておきました。 試験、テストを活用するには間違えたところこそ重要。 自分の弱点を明確に知り、そこを補う。 そのために、間違えたところの復習は欠かせません。 極力「穴」をなくしておくことが、基礎学習のキモなんです。 はっちゃんは今、土日に『家庭学習・基礎編』を使って5年生の算数の内容を勉強しています(平日は毎朝小4『応用編』をコツコツと)。 秋までに基礎編を一通り終える段取りで進めています。 とんたんも毎朝、『家庭学習・基礎編』で小2の内容を少しずつ。 そして夏休み中に九九をマスターする予定です。 九九さえマスターすれば、小2の算数はオッケーですから。 そして最後の2週間で過去問に取り組めば、11月の受験に十分追いつく予定です。 親であるぼくも、今年は第1種電気主任技術者試験に挑戦します。 技術系資格はこれまでにほとんど取ってしまい、残るは電験1種と博士号だけです。 今の職場を辞するまでに、この二つも取ってしまおうと思っています。 幸い単身赴任も終わり、時間的にも精神的にも肉体的にも余裕ができました。 技術系の仕事を意図的に20年続けてきたおかげで、基礎的な知識もかなり積み上がっています。 このチャンスを活かさなくちゃね。 7月中には電験1次試験用基本書1冊仕上げる予定で進めています。 8月に過去問10年分やっつけて、9月の1次試験に追いつけようと思っています。 今年は少なくとも1次試験全科目とも合格を目指しています。 コツコツと地道に勉強していきましょう。 努力の方向を間違えず、すこしずつでもいいから日々の勉強を確実にこなす。 それが「結果」につながります。 決して成り行きではいけません。 たとえ遅々とした歩みであっても、方向さえ間違えなければ、意外と遠くまで行けるのです。
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