2013年1月24日木曜日

プロは二流の中から生まれる

言われたことを言われたとおりにしかできないヤツは、所詮二流だ。
だが、言われたことを言われたとおりにもできないヤツは、二流どころか三流にさえなれない。

個性的と自己流を混同するな。
自己流でうまくいくことなんか絶対にない。
乾麺だって書いてあるとおりのゆで時間でゆでるのが一番旨いのだ。
まずはレシピ通り、マニュアル通りにやってみよ。

個性的な人は、基準通り、マニュアル通りにもできるが、あえて異なることにチャレンジする。
だから、うまくいかない場合はすぐに基準通り、マニュアル通りに戻ることができる。
実害が少なくてすむ。
基準、マニュアルを知っているから、失敗したのはどこが悪かったのかも分かる。
何事も基準がないと判定、評価はできないのだ。
もちろんうまくいけばバンザイだ。
成功した理由も分かるので、次もうまくやれる。

実力のない人も、一見個性的なことをやる。
だがそれは、基準通り、マニュアル通りに実行する能力がないからだ。
気まぐれ、場当たりにすぎない。
時にそれがうまくいくこともあるが、偶然だ。長続きしない。
ほとんどの場合はうまくいかなく、それへの対処もできず、実害を与える。
さらに基準がないので、どこをどう間違ったのかも分からない。
失敗の経験を次に活かすこともできないのだ。
だから次も<超個性的>なことをやらかす。
困った存在。

ぼくはマニュアル主義者である。
スタッフたちにいつも口を酸っぱくして言う。
基準通りにやりなさい、マニュアル通りにやりなさい。
下手な工夫はしてはいけません。

一気に一流の人になろうなんて思っちゃいけない。
まずは二流を目指すんだ。
二流の上に一流は築かれる。

0 件のコメント: