2013年9月14日土曜日

漢字検定、勉強法

はっちゃん、夏休み前に受検した漢字検定8級(小3修了レベル)に合格しました!
点数も150点満点中144点、書き取り問題3問だけの間違いですから素晴らしいですよねー。
それも約半年の勉強、朝の登校前15分間の勉強だけでです。
子どもはこのくらいのポテンシャルを持ってるんですよ。
どんな子でも「やり方」さえ分かれば、ちゃんと勉強するもんだと思います。
 
ちなみに漢字検定対策の勉強は,こんな風に続けてきました。
 
まず、対象学年の漢字(3年生なら200文字)をざっと勉強することが第一です。
それには『漢字練習ノート 小学3年生 (下村式 となえて書く 漢字ドリル 新版) 』偕成社¥525-が最適です。
毎朝2文字ずつ、この練習ノートに書き込んでいく。
すると200文字を100日、すなわち3ヶ月で完了です。
2文字やるだけなら、時間も10分から15分しかかかりません。
登校前に取り組むのにちょうどいい量です。
下村式漢字ノートで200文字を一通り終わらせたら、漢検対策に入ります。
 
毎朝3文字や4文字やれば、もっと早く終わらせられるかも知れません。
でもそれはやらない。
はじめて勉強することには、それなりの時間がかかるものだからです。
ここで端折っちゃうと、あとでよけいに時間がかかるのです。
最初はじっくりと練習した方がいいと思っています。
 
さて、次は『漢検 漢字学習ステップ』¥1050-に取り組みます。
8級から10級には「ワイド版」という大きい判型のものが出版されています。
小2くらいまでの子どもには、ワイド版の方がいいです。
直接書き込めますから。
逆に言うと,通常版は小3後半くらいからじゃないと枠が小さすぎて,文字が書きにくいです。
 
『漢検 漢字学習ステップ』は各ステップ3ページで25ステップで構成されています。
読み1ページ、筆順など1ページ、書きが1ページです。
各ステップの扉には、そのステップで練習する漢字8文字が書いてありますから、問題を解くときに分からなかったら、そこを見れば分かります。
これも各ステップ、朝の15分間でやれます。
漢字ステップも1ヶ月かからず完了です。
 
最後に『漢検過去問題集』¥945-です。
こちらはワイド版が出版されていません。
1年生では絶対通常版の判型では、直接書き込みながらの勉強は不可能です。
我が家では、10級受検の時、拡大コピーしてやらせていました。
これがけっこう手間でした。
過去問集もぜひワイド版の出版を希望します。
2年生後半くらいの子なら、通常版の大きさでも直接書き込んで勉強可能でしょう。
 
過去問集には12回分の過去問が収録されています。
1回分の分量は6ページです。
これを毎朝2ページずつやらせました。
2ページならやはり15分間でやりこなせます。
 
大問1題やるごとに、自分で答え合わせをさせます。
解答を見ながら、間違えていたところだけ、問題番号に丸印をつけていきます。
読みの問題で間違えたら、その場で3回声を出して読みます。
書きの問題で間違えたら、テキストの余白にその漢字を3回書きます。
 
全部で72ページですから、これも1ヶ月強でやり終えられます。
ここまででほぼ半年です。
受験日までの残りの期間、過去問集で間違えた問題を見直します。
そして試験当日を迎えるわけです。
 
各テキストごとに最初の2回程度、親がついて「やり方」を教えてやれば、小2以上の子なら子どもだけでもやれるようになります。
あとは習慣づけるだけです。
毎朝起きたら、顔洗い、朝食、歯磨き、着替えをさっさと済ませ、登校前に20分程度の余裕を持つようにすれば大丈夫。
「朝の勉強しなさい」と言ってやらせればいい。
 
すでにはっちゃんは、8級受検した翌日から4年生の漢字練習を始めています。
もちろん下村式練習ノートで。
7級の試験は来年1/31にあるので、そこを目指して勉強しています。
最近は勉強に慣れてきて、漢字2文字を10分くらいで練習し終えてしまいます。
ちょっと余裕ができたので、朝学習に『10才までに覚えておきたいちょっと難しい1000のことば ジュニア版』
アーバン出版局¥1554-を追加しました。
この本も毎日4ページずつやるわけですが、そんなに難しい本でもないので5分もあれば4ページできちゃいます。
 
こんな調子で、1年間に2学年分ずつ勉強していって、5年生に進級するときまでに小学校の漢字全部を勉強し終えるようにしたいです。
なぜなら、子どもは10歳を過ぎる頃から急速に知能が発達します。
理屈が考えられるようになるのです。
そのとき、漢字の読み書きに不自由がなければ、思考の訓練に全力を注げます。
人間は一度にあれもこれもやることはできません。
一つのことに集中した方がいいし、そういう条件を整えておいた方がいい。
だから、基礎的な読み書きは10歳前後までに完了させておくのです。
 
漢字力は語彙力でもあります。
漢字は他の漢字と組み合わせてたくさんの言葉を作り出します。
漢字1文字覚えると、それに付随する言葉を10個ぐらい覚えられるのです。
すなわち語彙が増える。
語彙が増えれば、いろいろな本を読んで理解することができるし、自分の考えを的確に書いたり話したりできるようになります。
6年生くらいで、新書レベルの本が読めるようになるといいですねー。

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