2013年9月23日月曜日

知識の穴を埋めよ!

以前、100点取るのはバカ、と書きました。
なぜなら、100点を取るためには細々した枝葉末節まで勉強しなくてはならず、コスパが悪い。
加えて、100点狙いばかりしていると幹と枝葉の区別ができなくなる。
だから、本質的な部分、重要な部分、幹の部分はきっちりと学び、短時間で少ない労力で、かつ確実に合格点をとる方が、賢いのだと思っています。
 
でも、合格点ならギリギリでよいとも思っていません。
たとえ今合格したとしても、後々の成長にとって必要なものを欠落させてはいけない。
だから、特に年少のうちは80点、90点くらいを目指した方がいいのです。
 
ぼくは理系出身なので、よく勝手に「法則」を見つけて楽しんでいます。
最近、こんな法則を見つけましたた。
 
  学校で習うことは、その3年後に効果が現れる
 
です。
たとえば、小3までの勉強に穴があると、中学の勉強が辛くなる。
小6までの勉強に穴があると、高校受験が困難になる。
中3までの勉強に穴があると、大学受験で差が出る。
高校での勉強に穴があると、就職の時、社会人になってから厳しい。
 
逆に言えば、小3までの勉強に穴がなければ、中学の勉強は楽にできる。
小6までの勉強に穴がなければ、高校受験が非常に楽。
中3までの勉強に穴が少なければ、大学受験も希望通りに行ける。
高校での勉強に穴がなければ、就職で困ることもないし、社会人になっても活躍できる。
 
とは言っても、小3の段階で小3までの学習内容、学習技能を完璧に習得するのは無理。
だからとりあえず、80点、90点を目指して、なるべく穴は小さくしておいて進級する。
そして、4年、5年、6年生の勉強をしていく中で、3年生までの勉強の穴をふさいでいくんです。
当該学年で完璧は無理でも、上学年で徐々に穴埋めしていくことは可能でしょう。
 
そういう努力を積み重ねていくと、社会に出ても困ることが少ないし、知識を使って困難も乗り越えていけるようになると思うんですよ。
ぼくの周りの活躍している人、一流の研究者やキャリア官僚の人たちを観察すると、ほんとに穴が少なく、そして常に穴を埋める努力を継続しているんです。
穴埋めを生涯続けられる人が、ずっと活躍できる人なんじゃないかなーと思えてきたんです。
 
ぼく自身穴だらけな人間でしたが、50歳を超えて、ようやくかなりの穴が埋まってきたように思います。
いろんなことが楽に短時間でできるようになりました。
見晴らしも広がりました。
 
でもこういう穴埋め作業を子どもの頃からやっている人には、やっぱり追いつけそうにありません。
我が子たちには、穴埋め作業のやり方を伝授していって、豊かな人生を作っていけるようになってほしいなーと思っています。

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