2015年3月8日日曜日

めしの食える大人に育て!

はっちゃんが先週受験した公立中高一貫校模試の結果を受け取ってきました。
練馬の栄光ゼミナールです。
ついでに塾の先生の面談も。
ナント、塾の先生から「とてもよくできてますよ!」と褒められちゃいました-。
偏差値も61です。
嬉しいですねー。
 
公立中高一貫校を受験するかどうか、現時点では決めていません。
でも公立中高一貫校の入学検定問題は、ほぼ記述問題なんです。
記述問題に慣れてもらいたい、というのがこの模試を受験させた意図。
無料ですしねー(もちろん、データ提供という塾側のメリットもあるわけです)。
 
はっちゃん、記述式のテストでも実力発揮でしたねー。
というより記述式の方が得意みたいだね。
毎日日記を書く、論理エンジンをやっている成果でしょう。
すばらしい!
 
塾の先生から、「このままでも大丈夫ですが、できれば算数だけでも通塾して応用力を身につけた方がいいですよ」とアドバイス。
もちろん塾への勧誘ですねえ。
その手にゃ乗らんぞ-(笑)。
通学時間からして、塾通いは難しいこと。
夜遅くまで通塾して、睡眠時間を削るのはまだ無理なこと。
それに、まだ基礎固めの時期ですから、塾で応用力を付けてもらうにも時期尚早だと思います。
基礎固めなら自宅学習で十分可能ですしね。
 
「時間的に通塾が難しいなら、個別指導もありますよ」と言われましたが、スルー(笑)。
もちろん塾は使い方さえ間違えなければすばらしい場所だと思います。
子どもの好奇心を満たし、ずば抜けた同年齢の子と一緒に学ぶことができる。
でも塾通いは、基礎固めが出来て体力もついた6年生になってからで十分だと思っています。
受験勉強のようなものは、やるにしても短期決戦でやるべきだと思っています。
半年、せいぜい1年でしょう。
そのくらいの期間なら、集中かつ無理も利くものです。
 
ところで「権力欲一定の法則」を知っていますか。
養老孟司さんの本に書いてあったことです。
人は、特にオトコは、どんな人であっても一定の権力欲を持っているのだそうです。
その欲望を本来権力を持つべき場所で満たせないと、別の場所で満たそうとしてしまう。
仕事で権力欲を満たせないオトコは、たとえばそれを家庭で満たそうとする。
そういうオトコがDV=家庭内暴力へと至る。
 
また、そういうオトコは家庭を持てない場合も多いんですよ。
甲斐性がないからね。
ではそういうオトコはどこでそれを満たそうとするのか。
ボランティアの場だったりするのだ。
助けてもらいたい人、弱い立場の人に対してむやみに威張るのです。
 
だから、特にオトコは注意しなくてはいけないのです。
そして努力せねばならないのです。
まっとうな場所で権力欲を満たせるように。
人は、オトコはある程度「出世」する必要があるのです。
 
男の子を育てるときも、権力欲一定の法則に注意しながら育てるのが大事。
花まる学習会の高濱先生も「めしの食える大人にしよう」とおっしゃっています。
めしが食える=お金が稼げる=役に立つってことです。
めしが食えて初めて人は心も安定するのだと思います。
衣食足りて礼節を知る、ですね。
めしの食えないオトコは、心もすさんじゃうのです。
めしも食えず、心も荒れたオトコに、誰が嫁に来てくれますか!
 
いつも叱られるばかりでは、ココロが満たされない。
いつも教えられるばかり、いつも助けられるばかりでは、ココロは育たないのです。
褒められること、誰かに教える機会、誰かの役に立つ経験をさせねばならないのです。
そのために第一番にやるべきことは、やはりしっかりとした学力を身につけさせることだ、とぼくは思うわけ。
褒め言葉のシャワーで有名な菊池省三先生もこう言っています。
 
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学力が低い子どもは、荒れる傾向があります。
授業がわからず自分が認められていないと感じている子にとって、教室は安心できる場所ではないからです。
荒れた学校を立て直すためには、学力向上が絶対条件です。
特に、基礎学力をつけることが重要です。
『菊池省三流奇跡の学級づくり』より
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