2015年10月18日日曜日

PDSAサイクルを回せ!

こんにちは
 
教え子からメールが届く。
やっぱり嬉しいね-。
たまには(元)教師冥利を味わう。
 
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先生、お元気ですか?
五年生の長女が読書が好きで、私も小学校の時にはまった世界の伝記にはまって一緒になって私もよんでいます。
昨日、宮沢賢治の本を借りてきました。
宮沢賢治の自叙伝を読み、感動とともに、小学校の学芸会で、アメニモマケズを朗読させてもらったことを思い出しました。
小学校のころは、よくわからずに、宮沢賢治さんをしろうとせず、丸暗記でしたが、今、39歳になり、先生たちや先輩からみれば、まだまだ経験が足らないですが、色々経験した分、感じる世界がありました。
宮沢賢治さんも37歳の若さで亡くなられたんですね。
宮沢賢治さんが最後に書かれたアメニモマケズ。
深い心情があったものを朗読させてもらったんだなと、つくづく思いしました。
先生、ありがとうございました。
本を通して、過去と現在、未来がひとつになりました。
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昔の先生に連絡を取りたくなる時って、ちょっと寂しいときなんじゃないかなあ。
なので、すぐ返事を書いて送りました。
少しでも元気をプレゼントできたらいいね。
ぼくがこのメールをもらって、元気をもらえたように。
 
で、暗唱です。
小学生の年代での暗唱は、とても大切な教育だと思っています。
当然うちの子たちにもいくつかの詩文を暗唱させています。
文の型を身につけるためと、暗記する回路を脳に刻むため。
特に後者、暗記する回路、シナプスの結合しやすさは、子供の頃の学習経験に大きく依存するって研究が、最近発表されました。
記憶や学習能力のベースラインは子ども時代につくられる!
http://www.nig.ac.jp/nig/ja/2015/10/research-highlights_ja/20151014.html
だから、嫌にならないよう、過度にならないよう配慮しながら、ガンガン覚えさせちゃった方がいいんです。
それが一生を通じた学習能力を育むことになるから。
 
先週末にはっちゃんは英検5級に挑戦しました。
英文も、100か200の基本文は覚えちゃった方がいいし、必要英単語を記憶することなしに英会話も、グローバルビジネスもへったくれもないわけです。
それよりも日本語の語彙力が大事。
語彙を増やすには、多量の読書、それもちょっと背伸びした読書が重要。
それとともに漢字力です。
漢字の読み書きができないのに、背伸びした読書はできるわけがないからね。
それに漢字学習を通じて、語彙も豊富になっていきます。
 
漢字力の強化、定着のために漢字検定を利用しています。
今週末、学校で漢字検定を受検しました。
とんたん(小3)は8級(小3修了レベル)に挑戦。
コツコツがんばってきたので、90点台は確実な仕上がり。
明日からは小4の学習漢字の練習に入ります。
来年6月の検定で7級に挑戦します。
 
はっちゃん(小5)は4級(中2レベル)に挑戦。
さすがに4級は、小学校の漢字全てに加えて実用漢字350文字の漢字を縦横に使えるか、という難しさ。
ぼくでも分からんし(笑)。
合格点には届いたと思いますが、80点に達するかどうかという感じですかねー。
はっちゃんは、四字熟語など語彙がまだ中学生レベルまで行っていませんしね。
80点台に乗らなかったら、2月にもう一度受検かな、と思っています。
今日は、丁寧に文字を書くことを目標に、がんばってくるよう指示しました。
 
帰宅して、「1問だけできなかった」、それがとんたんの自己評価。
きっと、あと数問はできなかったでしょう(笑 )。
「8割は確実に行った、9割に届いたか届かないかアヤシイという出来」、それがはっちゃんの自己評価。
学力がついてくると、自己評価と客観的評価が一致してきます。
世の中には、大人でも自己評価がとんでもなく高く、客観的評価はボロボロの人が結構います。
それは不勉強なだけだと思います。
 
ところで、はっちゃんの漢検当日朝の漢検特訓は、今まで練習して書けるようになった漢字だけやりました。
新しいものはやらない。
だって、きっとできないから。
「できない」という観念を持ってしまっては、できるものもできなくなります。
だから「自分は出来る!」「絶対合格できる!」と思えるようにね。
「だめだ、だめだ」と言われて伸びる人間などいませんから。
 
秋の検定シリーズ、次は11/1に算数検定です。
けっこう忙しいね。
はっちゃんは6級(小6修了レベル)、とんたんは9級(小3終了レベル)に挑戦です。
はっちゃんには問題集を渡して、「2週間後までにこいつを終わらせてね。解答を見ても分からないときだけ、お父さんに質問していいよ」と。
問題数と試験までの期間を勘案して、1日にどのくらいやればいいか自分でプランする。
プランしたら、ひたすらプラン通りにこなす。
プラン通りに行かない場合は、どうしてそうなるなのか考える。
そしてプランを再調整して、またやってみる。
そういう「PDSAサイクル」の初歩も徐々にね。
 
 

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