2010年6月27日日曜日

お金に困らない人生


こんにちは

ぼくは今、職場の労働組合の執行委員長を任されています。
先週までは夏のボーナス交渉を続けてきました。
民間はリーマンショック以後少し持ち直して、昨年比数%upだそうです。
が、新政権になってから我が社のような独立行政法人は旗色が悪い。
我が社は、本業である研究では多くの価値ある成果を出してきていますが、残念ながらボーナスは政治的に決まってしまう。
それでもできるだけ一般職のみんなのモチベーションを下げないように、交渉にあたりました。
やっぱりお金は大切ですからね。
お金が減れば、気分も沈み、やる気もなくなってしまうのは自然なことです。
なんとか支給額としては昨年同等、特に若年から中堅の減額は避けられました。
ぼくはもう既に中堅層を超えてしまっていますので、若干減額かな。。。
なにはともあれ、今週ボーナスが支給されます。
やっぱり嬉しいですね。

こういった交渉を通して実感したのは、やっぱり国語力の重要性です。
交渉は基本的には言葉をやりとりして行うものです。
行動、暴力ではない。
このとき国語力がないと、いい交渉はできません。
相手の立場もふまえつつ、得るものは得、捨てるものは捨てる。
この判断だって言葉で考え、言葉でやりとりするわけです。
自説にこだわりすぎず、かといって完全には妥協しない。
双方、win-winになれる状況へ持っていくわけです。
正当にお金を得るためにも、国語力は欠かせません。

柳澤賢仁『オカネとウソの論理学』サンクチュアリ出版¥1400-にこうありました。

###
お金で買えない価値は確かにたくさんあるけれども、お金がないから手に入れられる価値というものは存在しないはずだということ。(97p)
###

たしかに愛情などお金で買えないものはたくさんあります。
だからといって、お金が不要なわけではありません。
お金がなくても幸せになれる、というのは嘘っぱちだと思います。
そりゃーたくさんは要りませんよ。
お金がありすぎて人生を破綻させる人だっていないわけじゃありません。
でも身の丈にあった程度はあった方がいいんです。
お金で買えるものはたくさんあるんですから。

時々子どもたちと本屋さんに行って、好きな本を買ってあげます。
その時、子どもが「この本がいい」と言ったときに、「それは高いからダメ」なんて言って買ってあげなかったら、本が嫌いになっちゃいますよね。
「いい本見つけたね。よし、買ってあげよう!」とぼくは言いたい。たとえちょっと高い本でもね。
このように、お金に余裕があると、心にも余裕が生まれるわけです。
心の余裕が、お金では買えない愛情なども生み出していけるのだと思います。

我が子たちには、お金に困らない人生(by森信三)を造ってほしいと思います。
ギャンブルなど偶然に支配された稼ぎ方ではなく、着実、堅実にお金を稼げるようになってもらいたい。
そのためには勉強ですね。
しっかり勉強して、社会から必要とされる人間になる。
誰からか必要とされる人間になる。
そうすればお金に困ることはないんだと思います。

0 件のコメント: