2010年9月6日月曜日

公的話法のススメ

こんにちは

先週末は大阪で開催されたXFELシンポジウムに参加してきました。
XFELの建物はぼくが情熱をかけて造ってきたもの。
その建物でどんな研究が行われるのかちゃんと知りたいんです。
仕事とは「パス」ですからね。
自分の仕事が次にパスされて、いいシュートを決めてもらいたいんです。
どんなパスをすればいいシュートができるか、それを知ることが大切だと思います。
土曜日だったけど、ちょいと「ついでに」シンポジウムに参加したわけです。

休憩時間に声をかけられました。
見るとXFEL棟を共に造ってきた電気設備工事の現場代理人二人。
おーー、偉いねー。
休日を潰してもこういうシンポジウムに参加する。
情熱の現れですね。

シンポジウムを聴講したり、自分でも学会発表したりして考えたこと。
分かりやすい話し方って何かなってこと。
学会発表でももぞもぞ話す人って多いんですよ。
よく聞き取れない。
それじゃあいくらいい内容の話でも、聞く気がなくなります。

分かりやすくするって、話の内容をダウンすることじゃないなって分かりました。
優しい言葉で難しい内容をかみ砕いて話しても、聞く人にとって分かりやすくなるわけじゃないんです。
難しい内容を専門用語を使いながらでも、分かりやすい話は分かりやすいんです。
その違いは何か。

今回のシンポジウムでは、慶応大学教授中迫さんの講演が面白かったです。
関西出身とのことで、どっかんどっかんウケていました。
話の内容ははっきり言って難しいんです。
それでも面白いから聞く。
面白いから分かるようになっちゃうんです。

ぼくの尊敬する国語教師、野口芳宏さんは

 公的話法

を子どもたちに教えています。
授業など公的な場で話すときは、普段より意識して大きな声ではきはきと話すよう、指導しているのです。
相手に何かを伝えようとするなら、当然心がけなければならない話し方です。
これは子どもだけじゃなく大人も同じです。
会議でも公的話法で話さなければならない。
ぼそぼそしゃべっていたんじゃ、伝わるものも伝わらなくなっちゃいますから。
ぼくも意識して、公的話法を使っています。

中迫さんのお話には研究に対する「情熱」が感じられました。
熱が入っているから声に張りがある。
大きめの声で、はきはきと話すんです。
それだけで聞きやすい。
きっと研究、実験が大好きなんですよ。
自分が大好きなことをしゃべれるのが嬉しいんです。
大好きなことを聞いてもらえるのが嬉しいんです。
だから熱が入るし、声に張りが生まれるし、声も大きくなり、はきはきと滑舌もよくなるんです。
難しい話だって、楽しんで聞いているうちに分かって来ちゃったりするんです。

講演の祖、アリストテレスは、話す題材に対して情熱を持つことが肝要だ、と言ったそうです。
自分が情熱を持ち、楽しんでいることだからこそ、面白く分かりやすい話ができるんです。
カーマイン・ガロ『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』日経BP\1800-から引用します。

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「情熱がない人は元気がない。元気がない人は何も手に入らない」---ドラルド・トランプの言葉である。すべては情熱から始まる。情熱をもって意味のある世界を描けば、顧客や社員も一緒に作ることができる世界を描けば、聞き手の心を動かすことができる。
『最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと』(日本経済新聞出版社刊)の著者、マーカス・マッキンガムは、ギャラップにいた17年間に数千人もの優秀な会社員に対して面接調査を行い、「偉大なリーダーとは、人々をよりよい未来へといざなう人である」との結論に達した。(72p)
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ぼそぼそと話してちゃいけないんです。
情熱がないから小声で話すようになっちゃうんです。
自分の仕事に誇りを持てないから、つまらない話しかできなくなるんです。
自分の話をきちんと聞いてもらい、理解してもらうこと。
それには元気を出して、大きく張りのある声で話すこと。
つまりは、情熱こそ人々をよりよい未来へと導くエンジンなんです。
情熱こそすべて、なんです!


溌貴君がボーイスカウトに正式入隊しました。
昨日は入隊式。
ボーイスカウトの約束をハキハキと言うことができましたよ!
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