2010年5月10日月曜日

突き抜けろ!


こんにちは

我が子はつき君、とんたんには心の優しい人になってもらいたいです。
意地悪なんかしない人ですね。
では具体的にどうすればいいか。

ぼくのこれまでの人生で観察してきた結果によると、意地悪な人は心が狭い、心に余裕がないんです。
コンプレックス、劣等感があるんですよ。
子どもでも大人でも同じです。
そのコンプレックスを覆い隠したいと思って、過剰に攻撃的になり、自分を少しでも上の立場におきたいと思って、弱い者をいじめるんです。
端から見ると、そういう人ってかなりかっこ悪い。
人をいじめたり意地悪したりするにも、かなりの努力、パワーが必要です。
そういう努力をするくらいなら、それを自分自身が向上することに向ければいいのにね。

竹内均『継続の天才』扶桑社\1600-にこうありました。

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(旧制中学生時代、竹内さんは)学校では一番であり、二番の同級生とは十点くらいは差を付けていた。
これくらいの差があれば、競争という感じではなくなり、自分なりに余裕を持って勉強をすることができる。
これ以後、他人を蹴落とそうという切迫した気持ちを持たずに勉強を続けることができたのも、こうした体験のおかげだった。(36p)
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竹内さんもとても心優しい方だったそうです。
その秘密がわかりました。
学者さんとしても超一流でしたが、子どもの頃から突き抜けていたんですね。
何かひとつでもいいから突き抜けるくらい秀でてしまうのがいい。
誰にも負けないものを持つことですね。
二番手がいくらがんばっても届かない位置まで行ってしまうことです。
そうすれば、二番手の子の邪魔をしたり意地悪したりして引きずり下ろそうなんて考える必要がなくなります。
心に余裕が生まれます。
心に余裕が生まれれば、他人に優しくなれるんだと思います。

成績優秀だけど高慢ちきな子どももいますよね。
そういう子は優秀だけど突き抜けているものがないんです。
常に二番手以降の子に追いつき、追い抜かれることを恐れている。
高慢に振る舞わないとアイデンティティを保てないんです。

では我が家の戦術は何か。
小学4年生までの戦術としては、「漢字の読み」ですね。
漢字の読みは国語の教科書をどんどん音読させて、学校で習うより先に読めるようにしてしまう。
1年生のうちに2年生の教科書にも着手してしまうんです。
そうやって、4年生までに6年生までに習う漢字すべてを読めるようにしてしまいます。

学校で習うより先に漢字が読めるようになっていれば、漢字でつっかえることなく、習うことに集中できます。
これは国語だけじゃなく、算数でも理科でも社会科でも同じ。
ぼくが教師だった頃の経験でも、できない子は頭が悪いわけじゃなくて、教科書が読めないってだけ。
ものを考える前段のところで引っかかっちゃっているんです。

教育漢字が全部読めるようになると、その類推で常用漢字も読めるようになります。
すると5年生になれば、どんな本も読めるし、新聞だって読めるようになる。
ちょっとスパルタみたいですが、それ以外のことは読み書き計算だけ学校で習うことに追いついていけてればいい。
気楽に構える。
当然、塾なんて行かせませんしね。

5年生くらいになると、好きな教科ができてきます。
数学が好き、理科が好き、歴史が好き、など。
漢字が読めてどんな本でも読むことができれば、好きな分野の本をどんどん読んでいけます。
好きなこと=得意なことですから、ぐーんと突き抜けます。
中学生にもなれば、学校の勉強なんか無視して好きなことに熱中するのもいいと思います。
博物館に通ったり、フィールドに出たり。

はつき君はいよいよ来年から小学生です。
さて上手くいきますか、お立ち会い~!!

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