2012年1月12日木曜日

食料自給率のなぜ?

こんにちは

単身赴任での食事は、自分でご飯を炊いて食べています。
ぼくは1日に夕食だけしか食べません。
出勤前に炊飯器にセットしておけば、帰宅する時間にはホカホカ炊きたてが食べられます。
毎週東京の自宅に帰るたびに、お米を5合精米して神戸に持ってきています。
お米は山形の農家の方に作っていただいた、無農薬米。
それを5分づきに精米しているんです。
毎日1合炊いて食べています。

自分でおかずまで作るのはしんどいので、帰宅途中にお惣菜を買って帰ります。
1合のご飯はお茶碗2杯分ありますから、おかずはそんなに多くなくていい。
文字通りご飯を「主食」にしています。
これでもすべて外食するよりは、健康によいのではないかと思っています。
費用も少なくて済みますしね。

以前、食料自給率について調べてみました。
日本の食料自給率は40%しかない。
自給率40%ということは、60%は外国から輸入しているわけです。
戦争でも起こって、輸入がストップしたら日本人の6割が飢えてしまうかもしれない。
多くの人は食料自給率を上げなくちゃ、食の安全上大変なことになると思っている。

調べてみると、自給率を下げている主要因は「食肉」であることが分かりました。
http://rikenyoshi.blogspot.com/2010/02/blog-post_28.html
国内で生産される畜産肉も、餌の大部分を輸入に頼っています。
カロリーベースでの自給率の統計では、餌が輸入なら肉も輸入したものとカウントされてしまうのです。

例えば、庶民の食卓に欠かせない安くて美味しい卵。
鶏の卵ですね。
卵は割れるし腐りやすいから、輸入には向かない食材であることは誰でも分かるでしょう。
事実、卵の重さで統計をとると、全生産量の95%は国内生産です。
ところが卵を生む鶏の餌は輸入されたもの。
なのでカロリーベースでの給率は、たったの10%になってしまうのです。

つまり、日本の食料自給率が低いというのは、カロリーベースでの統計によるところ大なのです。
で、他の国のカロリーベースでの食料自給率はどうなっているのか、調べてみようと思いました。
ところがそういう統計が見つからないのです。
大抵の国は、生産額あるいは重量ベースでの統計を採用している。
カロリーベースでの統計をしているのは、どうやら日本独自なようなのです。

ちょっとびっくりしました。
「日本の食料自給率が低い」と言われれば、誰しも<諸外国と比べてそうなんだ>と思うはずです。
比べるためには、同じ基準を適用しないといけません。
ところが、同じ基準での統計が諸外国に存在していないようなんです。
なぜ?

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