2012年1月26日木曜日

買い物はちょっと待ってから


こんにちは

2週間ほど前のこと。
我が妻がパソコン画面に向かってこう言う。

 わ~これいい~、買って~

画面を除くと、それは手鏡でした。
鏡の裏面に花やら何やらが豪華にデコレートされたもの。
「楽屋ミラー」というらしく、芸能人が楽屋で使っているものらしい。
お値段は5000円でした。

そういえば、我が家に同じようなものがある。
2年くらい前に買ったはず。
買ってから妻が使っているのを見たことがありません。
やたらデコレーションがくっついているので、重くて使いにくいってこともありますしね。

「あれ、うちにもあるんじゃなかったっけ?」
とぼくが言うと、妻は不機嫌な顔。
記憶力がいい夫を持つと嫌なこともあるものですなー。
あはははは。

妻の言い分はこうです。
「だって、前のは気に入らなかったんだもん」
確かに、2年前に購入したときは楽屋ミラーがちょっとしたブームでした。
なので妻が欲しかったデザインのものは売り切れで、仕方なく他のデザインのものを買ったのでした。
2年前は1万円以上していたものが、ブームが去ったので今は5000円になってるんですね。
でも必要性は低いものだよなーってぼくは思いました。

そこでぼくはアメリカの銃規制法改正の話を妻にしました。

 アメリカの銃規制法が改正されたんだってさ。
 銃を売ってくれるのは変わらないんだけど、
 買いに行ってもすぐは渡してくれなくしたんだって。
 お渡しは2週間後。
 どうしてこういう制度にしたかって言うと、
 銃を買いに来る人って頭に血が登っている。
 誰かを殺したい、自殺したいってね。
 頭に血が登っている人に銃を渡すと、即それを実行されちゃうでしょ。
 だからクールダウン期間を設けたわけ。
 それでずいぶんと銃犯罪や銃による自殺が減ったそうだよ。

妻は、何いってんのこの人、という顔をしてソサクサと家事を始めました。

昨日は妻のお誕生日でした。
ぼくは妻に聞きました。
「あの楽屋ミラー、お誕生日プレゼントしようか?」
妻は答えました。
「いらないわよ、そんなもの!」

世の亭主諸君。
ぼくの対応は果たして正しかったのでしょうか。
あはははは。

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