2013年6月23日日曜日

子育てにも技術が要る

 職場の後輩から子育て上の相談を受ける。
小1の長女がちっとも言うことを聞かない、のだそうだ。
小1で親の言うことを聞かないのは、たいていは親の言うことの方がおかしいのだ。
技術が足りない。やり方が悪い。
だから子どもは言うことを聞きたくないし、聞けないのだ。
 
一番ダメなのは、子どもが何かに熱中し、集中している時に声をかける親。
「お風呂に入りなさい」と言われたって、集中しているから聞こえないし、頭の切り替えもすぐにはできない。
あたりまえだろう。
それを、言うことを聞かない、反抗期だ、なんて言われちゃってもねえ。
 
おまけに、集中力も削がれる。
親に言われたらすぐ行動を変えなくちゃならないとしたら、常に親の方に意識を向けておく必要がある。
とても好きな事に集中なんかできなくなってしまう。
こんなことを続けていたら、子どもは確実に集中力のない子どもに育つ。
 
指示をするにも段取りがある。
おふろに入るべき時刻が決まっているなら、事前に知らせておくべきだ。
1時間前か30分前に「7時になったらお風呂に入るよ。それまでは好きなことをしていていいよ」と伝える。
5分前になったら「あと5分でお風呂に入るよ。そろそろ片付けなさいね」と言う。
これで大抵うまくいくはずだ。
 
子どもに時間の目安を与える。
親も時刻を明確にすることによって、いらいらすることが減る。
その上、子どもに「時間を守ることは大事なんだ」ということを教えられる。
良い事ずくめでしょ。

0 件のコメント: