2013年10月14日月曜日

学校と塾とのバランスの取り方

子どもを勉強好きにし,得意にさせる方法は決まっています。
それは「先取り学習」をさせることです。
今学校で習っていることより、ちょっとでも先まで勉強すること。
でも先までやるのは,読み書き計算だけでいいんですよ。
あまりあれもこれもやると、親も子も大変ですし、逆効果になる場合もあります。
読み書き計算なら親でも教えられますよね。
読み書き計算は、学校の進度より先へ,先へと勉強しちゃう。
漢字検定や算数検定を利用するのもいいですね。
先取り学習をする場合でも、つるかめ算など,親には教えがたいものは学校に任せてよいのです。
読み書き計算を先まで勉強すると、学校でちょいと難しい内容を習っても平気。
授業時間内でほぼ完全に理解できてしまうようになります。
理解できれば嬉しくなり、楽しいから授業に積極的に参加するようになる。
つまり、学校での勉強が楽しいものになるんです。
人間は7~8割方理解できることに興味を持つようにできています。
よく分からないことを聞かされるのも嫌だし、分かりきったことを聞かされるのも嫌なのです。
読み書き計算のチカラがあれば、理解の基礎となる技能がすでにあります。
しっかりした基礎、土台の上になら、複雑なものだってしっかり建てることができるわけです。
その意味で、早い時期からの進学塾通いは反って損になる場合もあるんですよ。
細々したことまであまりにも先に勉強してしまう。
だから学校の授業は全部知っているものばかり。
それで学校の授業がつまらなくなってしまう。
学校の勉強を馬鹿にするような子どもも、早くから塾通いをしている子どもにけっこういるんですよ。
そうなると、学校へ通う時間が無駄になってしまいます。
学校の授業が面白くなくなってしまいます。
1日6時間(主要教科は4時間)を無駄にする恐れも高くなっちゃうんです。
これは反って子どもの知能を阻害します。
進学塾に通わせて,お金と時間と労力を使って、子どもをバカに育ててしまうことになりかねません。
進学塾も、しっかりとした基礎学力が身についた子なら通う意義があります。
塾の先生の話も学校では聞けない知的満足感を与えてくれます。
いろんなところから通ってくる聡明な子どもたちとの交流も刺激的です。
でもそれが、学校の授業をないがしろにしてしまうようなことにしてはいけないと思います。
進学塾は志望校が決まって、基礎基本もしっかり身につく5年生あるいは6年生になってからでも遅くないと、我が家では考えているのです。

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