2013年10月6日日曜日

子どもの仕事は勉強と遊び

我が家は今のところ、月2回ほどのボーイスカウト活動以外、スイミングなど習いごとはさせていません。
当然,塾も通わせていません。
毎日家で、宿題も含めて学年×20分間、つまり小3のはっちゃんは60分間、小1のとんたんは20分間、勉強させているだけ。
我が家では、「勉強は子どもの仕事の一つだよ」と教えています。
家事と同じように、毎日やらなくちゃいけないこと。
たくさんはやらなくていいけど、さぼっちゃいけないこと。
 
子どもを勉強嫌いにしないコツは、かならず始める前に「目標」を決めることです。
何時までやるのか、何をどこまでやるのか、最初に明示する。
つまり、ゴールを示すのです。
 
今日は○○時から△△時まで勉強するよ。
この本の何ページから何ページの計算問題と、漢字2文字の練習だよ。
そんな風に。
 
低学年のうちは,時間で区切るのがいいです。
短時間でよいので集中する。
集中すれば早く終わるようになる。
時間に余裕ができる。
そうなったら徐々に量を増やす。
集中できる時間も延ばす。
 
集中できるようになると、たった20分間でもずいぶん量をこなせるようになるんです。
しかも間違いなく。
勉強は長時間だらだらやっても意味がない、ってことも伝えられます。
子どもが幼少のうちは、だらだら勉強しないようにちゃんと見てあげるのも親の役目ですね。
見てあげられるように、ダイニングのテーブルで勉強させる。
家事の合間にでも見てあげられる場所で勉強させるのがいいです。
 
そしてゴールに到達したら,それ以上は求めない。
すぱっと止める。
その方が集中力が身につくのです。
 
勉強が終わったとき、いちいち褒めなくてもいいです。
だって、子どもの仕事なんですから。
義務なんですから。
やってあたりまえのことなんですから。
 
その代わり、学校のテストでいい点数を取ってきたときとか、検定試験に合格したときは褒める。
お祝いする。
そういうメリハリは必要でしょう。
 
集中力が身につくと、何事も早く終われるようになります。
つまり、時間に余裕ができます。
そしてあえて子どもに退屈な時間を与えるんです。
すると子どもは自ら工夫して楽しいことを始めます。
 
我が家はお稽古事も塾通いもさせる気はない。
それは、子どもにはボーッとする時間が必要だと思っているから。
本当に楽しい遊びは、他から与えられたものではない。
自ら生み出したものこそ楽しいんですよ。
子どもには「遊び」も必要です。
「遊び」も子どもの仕事の大切な一つなんですから。
 
毎日子どもに勉強させることは、親の時間と心にも余裕をつくります。
学年×20分の勉強をさせていれば、子どもが気ままに遊んでいても、親の心は平穏でいられます。
ぼくから言わせてもらえば、本来親がやるべきことをやっていないために、不安感が高くなってしまっているので、子どもがだらだらしているのが嫌で、お稽古事や塾通いで子どものスケジュールをびっしりにしてしまうのです。
で、その送り迎えで親の時間的余裕も奪う。
 
ただし、我が家も塾は小5後半か小6になったら通わせようかと思います。
体力があって基礎学力が十分身についていれば、塾は知的に楽しい場所です。
学校では得られない、学校では教えてくれない,楽しい勉強ができると思うから。
塾のトップクラスの先生は素晴らしく、そこに集う子どもたちもめちゃ優秀。
ぼくも若い頃進学塾講師を仕事にしていましたが、その頃のことを思い出してもトップクラスの子どもたちとの授業は楽しかった。
そういう体験をするために、塾に行くのも悪くないと思っています。
 

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