2013年10月28日月曜日

英語学習の始めどき

小学校から教科化して英語を勉強させようという動きがあるけど、ばかげていると思う。
中途半端な時期にやってもなあ、と思うのだ。
この時期に始めても、発音はすでに手遅れ。
また、まだしっかりとした日本語が身についていないので、文法など理屈で使うようなことも不得手な時期。

小学校は、英語を教えるヒマがあったら、もっとちゃんと日本語を教えるべきだ。
英語の勉強は焦りすぎなくてよい。
中学からでも十分間に合う。

もちろん、ネイティブみたいにきれいな発音にはなれないよ。
でもそれが何だってんですか。
今や,英語を「使う」人はネイティブの人口より多い。
その人たちの発音は,まるでネイティブのようじゃない。
ローマ字カタカナ読みみたいな英語の方が主流なんですよ。
それでも通じる。

中学生の年代からでは(小学生の年代でも)、発音はネイティブみたいにぜったいなれませんが、記憶している単語が増えてくると,ヒアリングは大丈夫になる。
聞き取れない原因の大部分は,語彙不足なのだ。

コミュニケーションの基本は「通じる」ということ。
意思の疎通ができるということ。
言いたいことがある、ということ。
知りたいことがある、ということなのだ。
決してきれいな発音じゃないんだ。

通じるためには何が必要か。
語彙である。単語数である。
それとある程度正しい文法。
ならば、単語をバリバリ覚えられる単純記憶に優れた中学校からの年代、文法を理解できるだけの論理力の身についた中学校からの年代で、しっかりと勉強するのが合理的なのだ。

日本人が英語ができない理由は単純。
中学から始めたのでは遅すぎる、というわけじゃない。
不勉強なだけ。
しっかりやらないだけ。
きちんと教えないだけ。

ただし、中学から英語を始めるとしても、小学校卒業までにやっておくべきことはある。
アルファベットの読み書きである。
ヘボン式ローマ字の読み書きである。
これは国語の授業や家庭学習でしっかりやる。
4年生から始めて、5~6年までに徐々に完璧にしておく。

アルファベットの読みは「フォニックス」も活用したい。
小6の後半からは,筆記体も練習しておく。
このくらいの準備をしてから、中学へ進学する。
ならば中学から英語を始めてもまったく困らないはずだ。

  国際化というとすぐに英語教育という話になりがちですが、
  日本語ではっきり伝えられないことは英語でも伝えられるわけがありません。
                                      by大栗博司 

ぼくが帰省したときは、はっちゃんと1日1レベルずつ『論理エンジン・3年生用』をやっています。
1レベルやるのに20分間くらい。今日でレベル7まで進みました。
年内に3年生用は終わり、年明けから4年生用に入れそうです。
もちろん1月末に受検予定の漢字検定7級向けの勉強もしています。
これは平日も毎日。
アタマの良さとは国語力です。
小学生のうちに教育漢字の徹底習得と、論理的な国語力を身につけるのが最優先です。
『論理エンジン』は音読もできるので一石二鳥。題材の選択もとてもよい。

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