2014年2月26日水曜日

復習はすぐやれ!

子どもに身につけさせたいもの.読み書き計算と論理力,それと「集中力」だ.
一定時間,一心不乱に集中できる能力は鍛えておくべき重要なこと.
集中力が身につくと、勉強が捗るようになるし、社会に出たあとも仕事が楽にできるようになる。

たとえば100ます計算。
100ます計算は,低位の子に計算を習熟させるだけじゃなく,上位の子の集中力も鍛える.
計算ができるできないより、むしろ集中力の訓練として機能する。
集中した状態とはどのようなものなのか、子どもに体感させるわけだ。
集中したことのない子どもに、集中はできない。
 
はっちゃん(小3)には,「このドリルを15分間でどこまで解き終えるかやってごらん」なんてことをやらせている.
集中が途切れないように、徐々に時間も伸ばす。

資格試験挑戦中の我がスタッフにも,「60分間で過去問難問できるかやってみよ」とやらせている
週に一度くらいこういう訓練をするのだ.
すると毎回毎回,解ける問題数が増えていく.
それはそれだけ集中度が上がったからだ

今日も放課後に、電気主任技術者試験を目指す我がスタッフにやらせてみた。
昨日勉強したところを、過去問集でなるべく速く解け。
ところがところが、遅々として進まない。
進まないどころか、すぐ集中が途切れてしまった。

ははーん。
君、ちっとも復習していないね。
説教しなくちゃな、こういうときは。

復習はすぐしなさい。
今しなさい。
忘れてから復習したって意味ないのだ。
忘れる前にやれ。

授業を聞いて、分かった気になってはいけない。
復習して初めて知識は自分のものになる。

やることがたくさんある。とてもやりきれない。
って当たり前だ。
 それはきちんと復習していないからだ。
復習せずに先へ進もうとするから、やり残したこと、積み残しががどんどん増えるのだ。
だからその都度片付けていくのだ。
あとでまとめてやろうとするからダメなのだ。  

復習は、習ったその日にやれ。
3時間後にやれ。
それが合理的なのだ。
3時間後なら習ったことをまだ忘れていない。
覚えているから速く学べるのだ。
復習を怠ると、また最初から勉強し直しと同じことになる。
それって、不合理だろ? 

人間は忘れる動物だ。
学習心理学でも、頭の善し悪しと忘れることは無関係なことがわかっている。
頭が良くても忘れるのだ。
1日経つと、習ったことの7~9割は忘れてしまうのだ。

復習は、3,1,3,1だ。
3時間後に1回目、1日後に2回目、3日後に3回目、1週間後に4回目だ。
このくらいやれば、一生忘れない。

資格試験だって、実務に役立てるために勉強しているはずだ。
きちんと復習して、自分のものにしておけば、必ず仕事で役に立つ。
役に立たないような知識、技術だったら、わざわざ資格試験で勉強させない。
役に立つ知識、技術を持つ人材だと国が認定するために、資格試験はあるんだから。

1回めの復習は時間がかかる。
授業時間の2倍位は時間がかかると思え。
それに耐えろ。

だが、3,1,3,1と復習をやると、1回めより2回目、2回めより3回め、3回めより4回目と、だんだん速くこなせるようになる。
そうなると、時間に余裕が生まれる。
その余裕に、新しい勉強を入れていくのだ。
その余裕があるから、先へと進めるのだ。
 勉強には濃度があるんだ。  

さあ、明日までにこれまで勉強してきたことの復習をしてきなさい。 

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