2015年7月20日月曜日

成功は成功の素

こんにちは
 
とんたんの漢字テストが戻ってきました。

見事、98点!
たったの1問だけの間違い。
すばらしい!
先生のコメントも愉快、愉快!
 
実はもう1問間違えていたところがあるんですが、採点上マルがついていました。
ボーナス点?
ま、それも実力のうち!
 
2年生の最後の方は、とんたんも漢字テストは100点かそれに近い点数でした。
3年生になって、新しい漢字を習い始めたことと、先生が替わって採点が厳しくなったので、あまりよい点数が取れなくなっていました。
こりゃー親としても少してこ入れしてやらなくちゃ、って思いました。
「ぼくは漢字が苦手なんだ」と思い込んじゃう恐れがありますからね。
 
苦手意識が根付いちゃうと、努力する前にあきらめちゃう。
いわゆる「負け犬根性」ですな。
負け犬根性を身につけないためには、結果を出さなくちゃ行けません。
いい点数を取る。
そのために努力する。
 
幸い、漢字テストに出題される問題は予め示されていました。
宿題としても同一問題が出されていました。
だからこれだけをくり返しやれば、必ず合格点が取れるんです。
漢字練習ノートにその問題を書いてやり、朝夕くり返し勉強させましたよ。
何が出題されるか分からないテストをする先生は、教育者じゃありません。
とんたんの担任の先生が、ものの道理が分かった先生でよかったです。
 
子どもの教育の目標の大きなものとして、「努力する習慣を身につける」があると思います。
そのためには、きちんと段取りを取って、努力して、きちんと結果を出す。
つまり、成功させないと努力する習慣は身につかないんです。
 
教室は間違えるところだ、なーんて言う先生がいますよねー。
安易にそんなことを言うなって思いますよ。
子どもたちを十分鍛えてやってから言ってくれって。
 
昔、ある学校で研究授業を見たとき、学級目標が「教室は間違えることころだ」でした。
その授業でこんな場面がホントにあったんですよ。
 
  先生「教室は間違えるところです。さあ、自分の考えを自信をもって言いなさい。さあ、A君どうぞ」
  生徒A「○○○だと思います」 
  先生「いや、それはちょっと違うな。では他の人?」 
  生徒A「・・・」
 
笑い話みたいですが、こんな授業されたら「もう二度と発言なんかしないぞ」って思いますよね、子どもは当然。
ぼくだって「教室は間違えるところだ」って思いますよ。
間違いを恐れず自分の考えを述べられる。
それが理想だって。
でも、理想はすぐには実現しないんです。
きちんと戦略を持って、段取りを組んで、戦略的に教育しなくちゃ。
 
成功が成功を生む、って思うのです。
小学生なら成功9割、失敗1割くらいですね。
そのくらいの成功体験がないと、失敗を恐れるようになります。
ほとんど成功しているから、失敗を恐れなくなるんです。
だって自信があるから。
 
その失敗も、小さな失敗、ダメージの大きくない失敗、もうちょっとな失敗、惜しい失敗がいい。
小さな失敗だから、めげずにすむ。
ダメージが大きくないから、立ち直りも早い。
もうちょっとだから、改善する気になる。
惜しかったから、もう一度やる気になる。
 
失敗ばかりの子に、挑戦してみろ、と言う方が間違っています。
成功する見込みがあるから、挑戦できるのです。
あえて失敗してみる、と言う選択肢もないわけじゃありません。
でもそれは、失敗を糧にするだけの実力が備わった人、すなわちかなりの成功をすでに持っている人だからこそできること。
リスクを取れるのは実力がある人だけなんです。
 
失敗学の畑村洋太郎先生はこんなことを言っています。
 
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成功は成功のもと」という法則も本当にあるんです。
成功体験は、その人に自信を与えます。
たとえば、リーダーの養成には適度な失敗以外は成功しか与えてはいけないから、『成功は成功のもと』というのを鉄則にしています。
政治家でも企業の社長でも、自分たちの命運を託していくようなリーダーには、適度な失敗をやらせる以外は全部成功させていくようにまわりが仕向けることも、現実にやられていますから。
和田秀樹/畑村洋太郎『失敗を絶対成功に変える技術』アスキーより
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