2011年1月4日火曜日

エンジニアとは何か


こんにちは

ぼくもエンジニアになって20年近くが経ちました。
ようやくエンジニアとは何かが分かってきました。
ひとことで言えば

 人の役立つことをする

のがエンジニアの定義なんだと思います。
もう少し付け加えれば、

 与えられた時間、コスト、資源(ひと・もの)を活用し
  最大限の効率を発揮して
   人の役立つことをする

ということでしょうか。
とにかく「人の役立つことをする」というところは譲れないと思っています。
だから、役に立たないことをする人はエンジニアに値しないと思います。
誰かのために役立つことをし、喜んでもらう。
それがエンジニアの生きる道なんです。
そう言う意味で、誰もがエンジニアなのかもしれませんね。
誰もがエンジニアにならなければいけないんだとも思います。

今野浩『理工系離れが経済力を奪う』日経プレミア¥850-に「エンジニアの倫理」が書いてありました。
これをぼくの今年の座右の銘にしていきたいと思います。

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エンジニアたちは、大学でエンジニア倫理を叩き込まれる。
その中で最も大切なものが、仲間の尊敬を受けることである。

一つ。
専門に集中して一流の専門家になろう。
一流でなければ仲間の尊敬を得ることはできない。

一つ。
仲間から頼まれたことは(法に触れない限り)、原則として断らないこと。
頼んできた側には、この人に頼まなくてはならない理由があるのだから。
この教えの逆に当たるのが、頼んでやってもらった恩義は決して忘れないこと、である。

一つ。
他の分野の専門家の仕事には、軽々しく口出ししないこと。
専門家と呼ばれる人は(自分がそうであるように)誰もが、最高の知識と良心に基づいて仕事をしているはずだから。

一つ。
時間に遅れないこと。
時間に遅れるエンジニアは仲間の信頼を得ることは出来ない。(77-78p)
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今年も仲間から信頼され、多くの人の喜ぶ、役立つ仕事をしていきたいと思います。
そして少しでも「ありがとう」と言ってもらえるように。
そしてぼく自身も誰かにたくさん「ありがとう」を言えるように。
今年もよろしくお願いします。

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