2011年1月24日月曜日

節約を学ぶ



こんにちは

毎週土曜日、我が子たちにお小遣いをあげています。
1週間お手伝いを休まずしっかりやって、がんばれたらあげています。
金額は200円。100円玉2枚ですね。
ぼくのお財布に小銭があまっていたら、ついでに1年玉、5円玉、10円玉をプラスすることもあります。
こうすると、それぞれのコインの価値の違いや、数字の違いも分かってきますしね。
先日貯金箱も買ってあげたので、お小遣いをもらうとすぐ貯金箱に投入。
必要なときに、必要なだけその貯金箱からお金を出して買い物に行く。
貯金額>散財額になっていて、ふたりとも貯金箱には1000円以上が貯まっています。

昨日は西友高野台店でお買い物。
子どもたちは「何か買いたい」と言う。
でもその時はお小遣いを持っていきませんでした。
ぼくは「じゃあお金は貸してあげるから、あとで貯金箱から返してね」と言いました。
つまり、<親が買ってあげる>ということは止めたんです。卒業です。
あくまで欲しいものは自分のお小遣いで買う。
その代わり、自分のお小遣いで買うものについては親はつべこべ口を出さない。よっぽどじゃなきゃね。
それによって、自分でお金の使い方を考え、無駄遣いに歯止めがかかることを親は期待しているわけです。

で、昨日はさすがに溌貴君は100円のお菓子一つでがまんしました。
峻貴君はまだお金の価値が分からないらしく、欲しいものをどんどこ買い物かごに入れる。
結果、500円のお買い物!
ま、これも経験ですからね、そのまま許容しました。
とは言え、この程度の買い物で満足したのも幼児らしくてかわいいですなー。
家に帰ってすぐ、「はい、さっきのお買い物のお金、返しなさいー」と言って、貯金箱から返金させました。
こういうとき、100円玉、500円玉がどれかも分かってきたりしますから、勉強にもなりますね。
桁の大きい数字もよく読むチャンスにもなります。

我が家では<離婚貯金>なんてのをやっています。
毎月お給料日に晶ちゃんの定期預金に強制的に天引きで貯金しちゃう。
そのお金は手を付けない。
たとえ離婚しても数年は生きていける金額をストックしておくことが目的。
離婚したくなるほど嫌な相手と経済的理由で離れられないなんて、アンハッピーじゃないですか。
離婚貯金がたっぷりあれば、慰謝料とかで離婚後もめなくてもすみますしね。
嫌で別れた相手と離婚後にまで会って、お金のことで何度も話し合わなきゃいけないってのもアンハッピーですよ。
もちろん離婚しないに越したことはなく、離婚しないための努力を双方がしていくことが前提です。
めでたく離婚しないですんだら、そのお金を家族のために使うんです。

その話を友人たちにすると「私もさっそく始めます!」「男にとってはコワイ話しですね」などなど大反響がありました。
ある女性の方から、「友人が証券会社の支店長をしていた時の話です。子供が中学生になった頃、子どもの進学の為に、時給800円のスーパーのレジがイヤで、証券会社の歩合給のセールスレディに応募してくる仏文、英文卒の昔の才媛達がいました。元々頭が良いから仕事を直ぐに覚えて、年収600万円を超す婦人が多かったそうです。その年収600万円を超す婦人の全てが離婚したそうです。」という話を聞きました。
600万円というのは、離婚を経済的に成立させるためのメルクマールとなる金額なのかもしれません。
このくらい収入があれば、アパートの家賃を払って、金のかかる学齢期の子どもがいても十分やっていけますよね。家族での外食や旅行、自分のおしゃれなどの楽しみもケチらなくてもすみます。
共働きの男性はご注意を!
あはははは。

離婚に限らず目標とするお金を得るためには、株式投資や宝くじ、ギャンブルなどの方法もありますが、安全確実なのはやはり「貯金」です。
株式投資は始めるためにはある程度まとまったお金が必要ですし、安全確実に分散投資するためにはもっとお金が必要です。
宝くじやギャンブルは、当然ながら長期的に儲かることは絶対なく、楽しみ以上の意義はありません。
既に資本力がある人ならともかく、普通のサラリーマンのように身一つだけを資本に給料をもらう人間は、コツコツと貯金から始めるしかありません。

また、高い収入を得るためには人脈を得たり、資格試験の勉強するなど自己投資も必要です。
自己投資は「人生の貯金」といってもいいと思います。
人脈がある人はどんどん自然と人脈が広がっていってしまうようです。
人脈を得るにも資本というものがあるのですね。
人脈は、自分だけが利益を得るのでは広がっていきません。自分が相手にとって有用であり、相手が必要としてくれるなら、人脈も広がる。そういう人間にならなければならない。
そのためには、最初はコツコツと「人生の貯金」から始めなくてはならないのだと思います。
貯金と共通するものがあるように思います。
自己投資や人脈を広げるためには、ある程度先立つものも必要ですしね。

邱永漢『新・飯の食える経済学』知恵の森文庫\619-から引用します。

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貯金のことを英語ではsavingという。savingとは節約のことである。
つまり、貯金とは毎月の収入の中から余ったお金を残しておくことではなくて、毎月の生活費の中から節約をして強制的に、もしくは、はっきりした意志にもとづいて、残す金のことなのである。
したがって、貯金は消費に優先すべきものであって、そうとう強固な意志を持っているか、計画的に先取りするかしておかなければ、なかなか貯まってはくれないものである。
(略)
どんな大金持ちもいちばん最初に貯金からスタートしない人はいない。
貯金は、お金を大切にする人でないと、持続的に続けることはできないし、お金を大切にしない人で大金持ちになれる人は一人もいないからである。
財産づくりはまず貯蓄から始まる。その貯蓄は倹約から始まる。
したがって、倹約の精神のない人に金の貯まらないことは、歴代金づくりの名人たちの繰り返し強調しているとおりである。(61-63p)
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お金を貯めるには、1ヶ月生活して<余ったお金>を貯金しよう、というのではダメで、それでは一生お金は貯まりません。
人間というのは、手元に現金があれば使ってしまいたい欲望に勝てないものなんです。
給料もらったら、強制的に先ずは貯金してしまう。
残ったお金で1ヶ月生活する。
もちろん生活が破綻して飯もろくに食えなくなっちゃうほど貯金はできませんが、何とかやりくり可能な金額を割り出してみることです。
たとえば離婚という目標を立てたなら、亭主に気づかれない程度に残飯でも食わせておけばいいのです!

ま、それはともかく、我が子たちにも節約・倹約の大切さを教えたい。
そのためにお金のコントロールを覚え、貯金もさせたい。
溌貴君が1年生になったら、お小遣いも月給制にする予定です。
1年生だから毎月1000円にしようと思います。
今の毎週200円より多くなります。
このお金を1ヶ月自分でコントロールするんです。
できるかなー。
とっても楽しみです!

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